04月19日 相場概要(寄り付き後)
[10時の概況]
10時現在の日経平均株価は前日比586円88銭高の1万6862.83円で推移している。
日経平均株価はじりじりと上げ幅を広げた。前日終値に比べ610円程度高い1万6800円台後半まで上昇した。幅広い銘柄への売りが相次いだ前日から一転、きょうは取引開始直後から買い戻しが膨らんだ。
JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)も大幅反発しており、上昇率は3%を超えている。
前日の米株高や原油価格をはじめとした商品価格の上昇で、市場参加者の間で買い安心感が広まった。熊本地震の影響が懸念され、前日に大幅安となったトヨタやソニーなどを買い戻す動きが広がったことも、相場全体の地合い改善につながったようだ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6322億円、売買高は6億9793万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の92%にあたる1797、値下がりは100、変わらずは52だった。
業種別日経平均は全36業種が上昇しており、中でも、自動車、銀行、海運などの上げが目立つ。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは3銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を58.05円押し上げている。次いでKDDIが36.24円、ファナックが33.93円、ソフトバンクが24.48円と続いている。
マイナス寄与トップは住友大阪で、日経平均を0.27円押し下げ。次いで太平洋セメが0.2円、清水建が0.2円のマイナス寄与で続く。
前日に2016年3月期の連結純利益が従来予想を上回ったと発表したヤマトが大幅に上昇した。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも高い。一方、前日に大幅上昇していた日コン、若築建が売りに押された。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。ラオックス、朝日インテク、象印が上昇し、土木管理やアイレップが下げた。
225先物はアムロ・メリル・GMO・モルスタ・IBが買い越し。
野村・バークレイズ・JP・大和・みずほ・シティ・GSが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・クレディ・ニューエッジが買い越し。
シティ・バークレイズ・野村・モルスタ・GSが売り越し。
テクニカル的には、BRHD(1726)、飛島(1805)、不動テト(1813)、西松(1820)、矢作(1870)、PS三菱(1871)、若築(1888)、日ビルド(1916)、コスモス薬(3349)、PI(4290)、三協立山(5932)、ホクシン(7897)、宝印刷(7921)が動兆。