04月15日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比37円84銭安の1万6873円21銭で推移している。前日終値(1万6911円)をはさみ一進一退で推移している。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半まで円安・ドル高に振れ、自動車など輸出関連株に押し目買いが入った。
ただ、週末に加え、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や主要産油国の関係閣僚会合の結果を見極めたいという空気も濃い。散発的に出る持ち高調整の売りが上値を抑えている。
前日夜に発生した熊本県を震源とする地震の影響でホンダやブリヂストンの工場は操業を停止したと伝わった。市場では「相場全体への影響は小さく、個別企業への懸念にとどまる」との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6008億円、売買高は6億3287万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1221と、全体の約63%を占めた。値上がりは573、変わらずは156銘柄だった。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位はパルプ・紙で、以下、海運、陸運、建設と続く。値下がり上位には鉄鋼、保険、非鉄金属が並んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
日経平均マイナス寄与度は13.34円の押し下げでファナックがトップ。以下、KDDIが3.53円、TDKが2.75円、アルプスが2.43円、スズキが2.43円と続いている。
プラス寄与度トップはトレンドで、日経平均を6.08円押し上げている。次いで東エレクが3.26円、アステラスが3.14円、コナミHDが3.14円と続く。
個別では、富士通と大東建が下げ幅を拡大した。ファミリーMも一段安だ。小野薬の下げが目立つ。一方、三井住友トラと楽天、JR東海は上げ幅を広げた。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。朝日インテクとローツェが下げ、RVHとアートSHDが上げた。
225先物はニューエッジ・大和・アムロ・バークレイズ・岡三・マネが買い越し。
野村・SBI・GS・クレディ・日興・日産・メリル・JPが売り越し。
TOPIX先物はGS・シティ・岡三・アムロ・カブコム・JP・みずほが買い越し。
野村・パリバ・ニューエッジ・大和・メリルが売り越し。
外資系等は4℃(8008)、サンエー(2659)、
ロック・フィールド(2910)、三井住友トラ(8309)に注目。
テクニカル的には東鉄工(1835)、DeNA(2432)、カゴメ(2811)、ヨコレイ(2874)、JT(2914)、オープンH(3288)、東急不(3289)、クスリのアオキ(3398)、日産化(4021)、ステラケミ(4109)、協和キリン(4151)、アイカ(4206)、ファンタジー(4343)、メディカルシス(4350)、あすか薬(4514)、日新薬(4516)、テルモ(4543)、栄研化学(4549)、大正薬(4581)、ヤフー(4689)、BML(4694)、オラクル(4716)、昭和シェル(5002)、ホッカン(5902)、OSJB(5912)、ワイエイシイ(6298)、コマツ(6301)、日立金(6305)、ダイキン(6367)、ダイフク(6383)、モリタ(6455)、ホシザキ(6465)、THK(6481)、明電舎(6508)、GSユアサ(6674)、アルバック(6728)、ホシデン(6804)、船井電(6839)、日CMK(6958)、大真空(6962)、双葉電(6986)、ニチユ(7105)、全国保証(7164)、コーナン(7516)、前田工繊(7821)、エフピコ(7947)、任天堂(7974)、4℃(8008)、岩谷(8008)、ユニチャーム(8113)、コメリ(8218)、しまむら(8227)、アコム(8572)、相鉄(9003)、東急(9005)、京成(9009)、丸和運輸(9090)、KDDI(9432)、スクエニ(9684)、アイネス(9742)、NSD(9759)が動兆。