04月13日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は1万6100円台半ばを中心にやや伸び悩みで、前日比243円05銭高の1万6171円84銭で推移している。
前日の海外市場で原油先物相場が約4カ月半ぶりの高値を付け、円相場が一時1ドル=108円台後半まで下落するなどで、主力の輸出関連株などに買いが入った。
海外市場で金融株が買われたこともあり、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も買われ相場を押し上げた。買い一巡後は円相場が108円台半ばで底堅く推移していることもあり、輸出関連株を中心に買いの勢いが鈍っている。
朝方は大幅高で始まった。日経平均先物に買いが先行し、ファストリやKDDIなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に買いが入った。ファストリは3日続伸し、1銘柄で日経平均を30円強押し上げている。
JPX日経インデックス400は1万1800台後半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も朝高後はやや伸び悩んでいる。
東証1部の売買代金は概算で6453億円、売買高は6億8532万株。値上がり銘柄数は1584と全体の8割を超え、値下がりは246、変わらずは119。
業種別では33業種中、証券、陸運を除き高い。値上がり上位にその他金融、保険、機械、非鉄、ガラス土石、銀行など。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を37.26円押し上げている。次いでKDDIが19.42円、アステラスが6.77円、東エレクが6.75円と続く。
マイナス寄与度は2.12円の押し下げで高島屋がトップ。以下、ソニーが0.86円、ヤマトHDが0.69円、京成が0.67円と続いている。
個別では、トヨタ、ホンダ、富士重や日産自の自動車株が買われている。外市場の金融株高を受けメガバンクに加え地銀株もほぼ全面高。小野薬が買われソフトバンクや村田製も高い。半面、朝方に年初来高値を付けたソニーが下げに転じ、野村や大和など証券株が安い。OLCも下げている。
東証2部株価指数も続伸。象印、朝日インテク、ローツェが高い。半面、アートSHD、ぷらっと、TOREXが安い。
225先物は野村・JP・三菱・シティ・岡三・パリバが買い越し。
大和・メリル・ドイツ・モルスタ・みずほ・GS・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・メリル・三菱・大和が買い越し。
ニューエッジ・みずほ・パリバ・JP・クレディが売り越し。