04月07日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
7日の日経平均株価は8営業日ぶりに小幅に反発した。前日比34円48銭高の1万5749円84銭で終えた。
米株高の流れを受け、日経平均は前日まで7日続落した反動で23円高からスタートした。
内需関連に押し目買いが入って相場を押し上げた。一方、円高・ドル安進行で輸出関連には売りが続いて上値は限られた。
為替市場で1ドル=108円台まで円高が進んだことが重しとなり、寄り付き後は度々マイナスに転じる場面があった。
ただ、年金による買い観測に加え、内需・ディフェンシブ関連株が買われたことから、円高が進行するなかで底堅さを見せた
7日付の日本経済新聞朝刊で「セブン&アイは中核子会社の社長交代が取締役会で提案される」と伝わり、午前にセブン&アイの株価は一時8.6%下落した。その後、取締役会での社長交代の否決と、セブン&アイの鈴木敏文会長の退任意向が伝わると買い戻され、後場は下げ幅を急速に縮めた。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比52.67ポイント高の1万1484.43だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、4.89ポイント高の1272.64で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆898億円だった。売買高は21億1241万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1023と全体の52.4%を占めた。値下がりは776、変わらずは151銘柄だった。
個別では、ソフトバンクやKDDIが上昇した。小野薬やエーザイ、ペプチドリームが上げた。国際石開帝石や三井物も上昇した。gumiが値を飛ばし、ウェルネット、日本カーバイド工業が買われた。
一方、トヨタや富士重が下落した。ファストリや三越伊勢丹も下げた。三井住友FGや第一生命は下落した。大和工業が急落、すかいらーく、カシオ計算機も大幅下落。
東証2部株価指数は8日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前日比14.85ポイント高の4197.63となった。個別銘柄ではぷらっと、ケイアイ不、ベネ・ワン、Cラオックスや象印が上げた。一方、技研製作所、ヨシックス、サイバーコム、朝日インテクや技研製が下げた。

【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに小幅反発した。終値は前日比1円3銭高の2364円80銭だった。日経平均株価も8営業日ぶりに反発するなど、前日の米株式相場や原油先物相場の上昇を受けて市場心理の悪化が一服した。個人投資家を中心に値動きの軽い新興株を物色する動きが広がった。ただ、外国為替市場で1ドル=108円台まで進んだ円高・ドル安が新興市場でも重荷となり、午後のジャスダック平均は伸び悩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は9181万株だった。個別銘柄ではテイツーがストップ高。ジオネクストは一時ストップ高と値を飛ばし、カルナバイオやサン電子、リプロセルが上昇した。半面、ニューテック、大和コン、IGポート、アイサンテクやEAJ、セリアが下落した。
東証マザーズ指数は大幅に続伸した。終値は前日比46.93ポイント高の994.86だった。英子会社とアイルランド製薬大手のアラガンとの提携を発表したそーせいがストップ高まで上昇し、指数をけん引した。そーせいの急伸を受け、個人の買いがバイオ関連株に幅広く波及した。アカツキもストップ高。ファーストコーポ、アンジェス、グリーンペプタイやジグソーが上昇し、ミクシィ、PRTIMES、エクストリームや5日上場のHyAS&Cが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,749.84 |
34.48 |
日経平均先物 |
15,730.00 |
-10.00 |
TOPIX |
1,272.64 |
4.89 |
TOPIX先物 |
1,274.50 |
6.00 |
東証2部指数 |
4,197.63 |
14.85 |
JASDAQ |
2,364.80 |
1.03 |
マザーズ |
994.86 |
46.93 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2112410 |
2089898 |
東証2部 |
52940 |
11320 |