03月31日 相場概況(寄り付き後)

【10時の概況】
日経平均株価は前日比88円42銭高の1万6967.38円で推移。
前日の米株高を受けて投資家心理が改善、外国為替市場で円高に一服感が見られることから買い安心感がじわりと広がった。
市場では「週末に予定される日銀の企業短期経済観測調査(短観、3月調査)の発表を控え、様子見姿勢が強く、出遅れ感のある金融株に消極的な買いが向かっている」との声があった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5804億円だった。売買高は6億1706万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は922と、全体の47.4%を占めた。値下がりは879、変わらずは142銘柄だった。
業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は銀行で、以下、証券・商品、電気機器、ゴム製品と続く。値下がり上位には水産・農林、情報・通信、小売が並んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小高く推移している。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を13.75円押し上げている。次いでファナックが9.03円、京セラが8.80円、ホンダが8.21円と続く。
マイナス寄与度は11.08円の押し下げでKDDIがトップ。以下、セコムが4.87円、ソフトバンクが4.12円、花王が3.69円と続いている。
個別では、三菱UFJ、みずほなどメガバンクが前日比3%超上昇しているほか、ホンダやマツダが上昇した。ソニーや村田製も上げた。SGホールディングスと物流分野で資本・業務提携すると発表した日立が買われた。一方、武田や小野薬が下落。セブン&アイや味の素も下げた。前日に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が買収を決定したシャープも朝高後、下げに転じた。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。ラオックスや技研製が上げる一方、日本プラストやアートSHDが下げた。
225先物はアムロ・パリバ・日産・SBI・カブコム・ニューエッジが買い越し。
野村・メリル・ドイツ・クレディ・マネ・GS・楽天・JPが売り越し。
TOPIX先物は三菱・大和・野村が買い越し。
ニューエッジ・メリル・アムロが買い越し。
外資系等は京成(9009)、プレサンス(3254)、星光(4963)、相鉄(9003)、南海(9044)、名鉄(9048)、東急(9005)、西武(9024)に注目。
テクニカル的には寿スピ(2222)、アウトソ(2427)、クオール(3034)、ネオス(3627)、グリー(3632)、サカタインク(4633)、星光(4963)、Nフィールド(6077)、ヤーマン(6630)、FPG(7148)、オンワード(8016)、TCリース(8439)、富士急(9010)が動兆。