<兜町カタリスト> 「狼の闘争」
NYダウは97ドル高17633ドルと3日続伸。
NASDAQは79ポイント高と大幅に反発。
S&P500は17ポイント高の2055ポイントと年初来高値を更新。
イエレンFRB議長が講演で利上げを慎重に進める姿勢を表明したことを好感。
先週まで地区連銀の総裁が相次いで早期利上げの可能性をにじましていたのを打ち消した格好。
原油の下落は相変わらず見えないフリ。
イエレン議長発言を受けた格好で為替は112円台まで円高トレンド。
10年国債利回りは1.8035%まで低下した。
共和党候補トランプ氏の選挙運動の責任者が女性記者に暴行した疑いでフロリダ州で逮捕。
これもひそかな追い風なのかも知れない。
30円余り届かなかった権利配当落ちの即日埋め。
明けてシカゴ225先物の終値は17020円。
NY株高の一方で進んだ円高トレンドを嫌気した格好。
高値の17130円を限界とは考えたくないところだが・・・。
まずは権利付き最終だった28日終値17134円奪還が目標だろう。
日経平均の25日線からのかい離はプラス2.2でさほど気にならない。
ただ騰落レシオが124%でまだ高い水準。
株価下落だった松井証券経由の信用評価損率は売り方マイナス9,820%、
買い方マイナス8.450%と非常識な動き。
マザーズ指数が8か月ぶりに1000ポイント台に乗せた。
指数だけを見ていると個別テーマで大きく上昇している新興株の強さを見逃しそうだ。
空売り比率が35.8%まで低下したことは好感。
久々の水曜高に期待したいところ。
昨日の日経報道で気に入ったのが日清食品。
株価の動きによって食事の内容が変わる株価連動型社員食堂「カブテリア」構想。
を今日東京本社にオープンするという。
月末の同社の株価が前月の月平均に比べて上昇した場合は「ご褒美デー」。
マグロの解体ショーなど豪華なイベントを開催。
逆に下落した場合は「お目玉デー」として、食事の内容は質素。
昭和30年台の給食のような内容になるという。
しかも配膳は給食着姿の役員数人。
食堂内には同社の株価を表示するというから好感。
興味深かったのは東急電鉄。
鉄道車内の犯罪防止対策として、全車両に防犯カメラを設置すると発表した。
東急多摩川、池上線を走る1編成に28日から導入。
2020年東京五輪までに全約1200両への設置を終える計画だという。
カメラの近くに「防犯カメラ作動中」と記したステッカー。
「乗客同士のトラブル」とか「停止ボタンが押された」とか日常的な車内放送。
これの防止で遅延が減るのなら結構なこと。
一方で京浜急行電鉄。
横浜市西区のみなとみらい21地区に本社を移転するという。
本社ビルは平成29年4月に着工、31年3月に竣工予定。
今期特損をだしたものの株価はほとんど下がらずだった。
新たな船出への期待は高いということだろう。
来期以降が楽しみになってきた。
昨夜六本木の人気ステーキ店ウルフギャングで2時間半以上過ごした安部首相。
同伴は補佐官と秘書官だった。
そもそもウルフギャングはNYの有名店。
ただウルフギャングの語源はドイツ語でヴォルフガング。
モーツアルトもゲーテもまさにその名を付けている。
意味は「狼の闘争」。
2016年度予算が成立。
明日から核安全保障会議で訪米し日米首脳会談。
そして消費増税延期の根回しなんてシナリオが市場関係者の読み。
「衆院解散については頭の片隅にもない」とコメントしながら言ったのは「狼の闘争」。
暗示的レストランというのは読み過ぎだろうか。
そもそも市場は消費増税に疑心暗鬼。
だから上値が重い。
そして今日明日にも決まるシャープの行方も年初からの上値抑えの材料。
一つ解決すれば、近視の市場もようやく消費増税延期材料をデフォルメし始めるだろう。
2週間前に行った丸の内のウルフギャングのテンダーロインはおいしかった。