03月28日 相場概況(寄り付き後)

【10時の概況】
日経平均株価は前週末比135円62銭高の1万7138.37円で推移している。
外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばで円安・ドル高に振れ、輸出採算などを意識した買いが相場を下支えしている。市場では配当を狙った個人投資家の買いも入っているとの声があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もしっかり。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5235億円、売買高は5億4848万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1383と、全体の約7割を占めた。値下がりは409、変わらずは154銘柄だった。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は石油・石炭、鉱業の2業種のみ。値上がり率1位は海運で、以下、倉庫・運輸、電気・ガス、パルプ・紙、陸運、医薬品と続いている。
円高懸念が一服し、海外に事業を展開するSMCやコマツといった機械株が堅調となった。景気動向に業績が左右されにくい食料品のアサヒや明治HD、医薬品の小野薬や第一三共などが強含み、投資家の慎重な姿勢がうかがえる。
日経平均プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を12.47円押し上げている。次いでファストリが5.49円、エーザイが5.45円、ファナックが4.12円と続く。
マイナス寄与度は1.18円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、TOTOが0.59円、東京海上が0.49円、ニコンが0.47円と続いている。
東エレクと新日鉄住金は上げ幅を拡大。日立と三菱電も一段高。富士通とKDDIは日中の高値圏で推移。一方、東京海上と三井物は軟調に推移している。
東証2部株価指数は5日続伸。鳥貴族と象印が上げ、ラオックスとアートSHDが下げた。
225先物はHSBC・野村・GS・ドイツ・シティ・大和が買い越し。
JP・アムロ・三菱・ニューエッジ・SBI・GMOが買い越し。
TOPIX先物はドイツ・クレディ・三菱が買い越し。
バークレイズ・野村・シティ・大和・ニューエッジが売り越し。
外資系等はヒューム管(5262)に注目。
テクニカル的には学情(2301)、コア(2359)、住友ゴム(5110)、ファーストロジ(037)、アルバック(6728)、新京成(9014)、あさひ(3333)、ヒトコム(3654)、PI(4290)、小野薬(4528)、大正薬(4581)、OLC(4661)、ISID(4812)、能美防(6744)、Fマート(8028)、ユニシス(8056)、ユニー(8270)、CSP(9740)、アサツー(9747)が動兆。