03月18日 相場概況(寄り付き後)
18日、日経平均株価は前日比261円67銭安の1万6674円71銭で推移。
1万6600円台前半まで水準を切り下げる場面があった。
外国為替市場で円相場がじり高となり、投資家心理が悪化。運用リスクを避ける目的で売りが広がった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一段安となった。
円相場が東京市場でも1ドル=110円台に上昇し、企業の輸出採算が悪化するとの懸念が強まった。トヨタや日産自が下げ幅を拡大。
日経平均への影響が大きい値がさのファストリやソフトバンクにも売りが波及し、相場全体を下押しした。
日経平均マイナス寄与度は29.81円の押し下げでファストリがトップ。以下、ソフトバンクが16.48円、KDDIが14.36円、ファナックが11.57円と続いている。
プラス寄与度トップは信越化で、日経平均を1.80円押し上げている。次いで日揮が1.33円、日立建機が0.90円、住友鉱が0.78円と続く。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6330億円、売買高は6億1165万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1439と、全体の74%を占めた。値上がりは403、変わらずは104銘柄だった。
業種別では33業種中30業種が下落し、上昇は鉱業、石油・石炭、電気・ガスの3業種にとどまっている。値下がり1位は輸送用機器で、以下、保険、ゴム製品、精密機器、医薬品、小売と並ぶ。
金融の三菱UFJや三井住友FGが下落。SUMCOの値下がりが目立ち、中期経営計画を発表したエプソンも売りに押されている。一方、東芝が上昇。パナソニックや三井物が小高い。
東証2部株価指数は3日続落。アートSHDやサイオスが下落し、ランドコンピとヨネックスが上げた