03月17日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
17日、日経平均株価は前日比38円7銭安の1万6936円38銭と3日続落した。
注目された16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が据え置かれ、今後の利上げ見通しが緩やかにする姿勢が示された。
米国の利上げペースが鈍化する見方から円高方向に振れ、輸出関連企業を中心に業績の先行き懸念が強まった。
JPX日経インデックス400は前日比12.22ポイント安の1万2279.75と3日続落。
東証1部の出来高は22億729万株、売買代金は2兆2618億円。2兆円割れとなった前日からは商いが膨らんだ。
騰落銘柄数は値上がり872銘柄、値下がり915銘柄、変わらず157銘柄。
個別では、トヨタ自動車、ソフトバンク、JT、値がさのファーストリテーリング、ファナックなどが軟調。任天堂は3%超の下落となった。
一方、ソニーが続伸したほか、三菱UFJと三井住友FG、みずほFG、三井物産も上げた。
東京株式2部市場も続落。大引けの2部指数は、前日比13.87ポイント安の4335.24となった。
個別銘柄ではサイオスとラオックスが下げ、アートSHDや本多通信が上げた。

【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに反落した。大引けは前日比4円90銭安の2441円75銭だった。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れて日経平均株価が下落し、新興市場でも投資家心理が悪化してきょうの安値圏で終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で644億円、売買高は2億1058万株。
個別銘柄では、プロパスト、ラック、ネクスウェア、カルナバイオが下落した。一方、仮想通貨「ビットコイン」取引所の運営の子会社を設立すると発表したフィスコが大幅に上げた。
東証マザーズ指数も6営業日ぶりに反落。大引けは、前日比21.80ポイント高の940.01だった。
個別銘柄では、そーせい、りたりこ、インベスCやミクシィが下落した。一方、ジグソーやラクーンが上げた。
本日、マザーズに新規上場したアカツキは、公開価格1930円を155円下回る1775円で初値を付け、終値は1802円となった。