03月15日 相場概況(寄付き後)
【10時の概況】
日経平均株価は前日比18円87銭高の1万7252円62銭で推移。
日経平均株価は小動き。朝方の売り一巡後は小幅高に転じた。
様子見気分が強いなか、値がさのファストリとソフトバンクが高く、相場全体を支えている。日銀金融政策決定会合の結果発表を前に前日から不動産株が堅調で、一部では追加の金融緩和期待もあるという。
ただ、日本時間17日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も控えていることから積極的な売買は限られており、日経平均に再び小幅安に転じる場面があるなど明確な方向感は出ていない。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅高に転じた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4875億円、売買高は5億3333万株。東証1部の値上がり銘柄数は1215、値下がり銘柄数は562、変わらずは165。
業種別では33業種中18業種が値上がり。1位は電気・ガスで、以下、小売、陸運、その他製品と続く。値下がり上位には保険、非鉄金属、石油・石炭が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を16.08円押し上げている。次いでソフトバンクが10.00円、セブン&アイが4.47円、KDDIが3.77円と続く。
マイナス寄与度は11.77円の押し下げでファナックがトップ。以下、日東電が6円、テルモが3.14円、エーザイが2.94円と続いている。
個別では、富山第一銀が公開価格を6%上回る500円で初値を付けた。UMCエレは2480円で寄り付き、公開価格を17%下回った。東芝は白物家電事業を中国の美的集団に売却する方向で最終調整に入ったと伝わり、買いが優勢。ミネベアやOKIも堅調。半面、関西電が軟調。第一生命など生損保も安い。前日に新株予約権付社債(転換社債=CB)発行による資金調達を発表した関電工は急落している。
東証2部株価指数は続伸。サイバーコムやRVH、朝日インテクが高い。サイオス、アートSHDは下げている。