03月14日 相場概況(寄り付き後)
【10時の概況】
14日10時現在の日経平均株価は前週末比291円74銭高の1万7230円61銭で推移。
日経平均株価はやや上げ幅を拡大し、一時前週末比300円超高の1万7258円まで上げた。欧米株高を手掛かりに寄り付き直後から買い優勢が続くなか、トヨタや三井住友FGなど主力株の上昇がけん引した。
市場では大幅上昇について、「先週末に算出を迎えた株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)を受け、現物株相場は軽くなった」との指摘もあった。
市場予想を大きく上回った1月の機械受注統計も寄与している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も堅調に推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6007億円、売買高は6億5562万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の88%にあたる1715、値下がりは168、変わらずは59だった。
業種別では33業種中32業種が上昇し、下落は食料の1業種のみ。値上がり率1位は保険で、以下、銀行、海運、不動産、鉄鋼、建設と続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を64.33円押し上げている。次いでファナックが15.10円、ソフトバンクが11.42円、京セラが6.83円と続く。
マイナス寄与度は3.96円の押し下げで日化薬がトップ。以下、KDDIが2.59円、JTが2.12円、ニコンが0.67円と続いている。
個別では、値がさ株のファストリやファナックが上昇。第一生命といった保険株や、新日鉄住金を中心とした鉄鋼株も堅調に推移している。不動産や海運、非鉄株も高い。一方、関西電が下落。KDDIやJT、NTTは売られている。食料株は安い
東証2部株価指数は3日続伸した。ラオックスやアートSHDが上げ、鳥貴族やケーエフシーが下げた。
225先物は大和・バークレイズ・GS・マネ・SBI・野村が買い越し。
クレディ・アムロ・ニューエッジ・みずほ・日産・パリバが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・モルスタ・JP・アムロが買い越し。
みずほ・メリル・ドイツ・クレディ・ニューエッジ・GSが売り越し。
外資系等は大成(1801)、パイオニア(6773)、大林(1802)、ADR投資法人(3269)、メニコン(7780)に注目。
テクニカル的にはJACR(2124)、スタジオアリ(2305)、いちご(2337)、ジェイコム(2462)、アリアケ(2815)、ファインデックス(3649)、GMOクラウド(3788)、Jマテ(6055)、ウィル(6089)、大崎電(6644)、日トリム(6788)、明和地所(8869)、FJネクスト(8935)、MTI(9438)、サンドラッグ(9989)が動兆。
■日経平均株価 17,230.61(+291.74)
■日経平均先物 17,090(+240)
■TOPIX先物 1,368.50(+19.00)
■騰落 上昇1,715/下落168
■日経JQ 2,440.34(+14.95)
■マザーズ指数 952.50(+11.99)
■ドル円 113.90