03月09日 相場概況(寄り付き後)
【10時の概況】
日経平均株価は前日比250円20銭安の1万6532円95銭で推移している。
円相場が1ドル=112円台半ばと円高・ドル安が進み、投資家の運用リスクの回避につながっている。
今週に入ってからの下げ幅が500円近くになっていることもあり、1万6500円に近づくと押し目買いも入っている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はやや下げ幅を広げた。
東証1部の売買代金は概算で6311億円、売買高は6億7803万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1646、値上がりは217、変わらずは74だった。
日経平均マイナス寄与度は26.28円の押し下げでファストリがトップ。以下、ファナックが14.91円、ソフトバンクが12.47円、ダイキンが8.59円と続いている。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を8.12円押し上げている。次いでセブン&アイ が2.75円、日ハムが1.41円、NTTが1.21円と続く。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は情報・通信の1業種のみ。値下がり1位は海運で、以下、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、保険、証券・商品と並ぶ。
個別では郵船や商船三井の海運株が軒並み大きく下げている。鉄鋼株や非鉄株の下げもきつく、新日鉄住金やJFE、住友鉱、DOWAなど大幅安。自動車株のトヨタや日産自は下げ幅を縮小している。
半面、傘下の一部百貨店の閉鎖を発表したセブン&アイが逆行高。KDDIやNTTドコモなど通信株の一角も高い。
東証2部株価指数は続落。ラオックスや日精機が下げ、インタートレは上昇した。
225先物はGS・JP・ナティクス・メリル・みずほ・ニューエッジが買い越し。
ドイツ・野村・モルスタ・大和・UBSが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・メリル・パリバ・三菱・日興が買い越し。
GS・ニューエッジ・野村・ドイツ・バークレイズが売り越し。
もっともSQ3日前の手口であり所詮方向性はない。
外資系等はアイン(9627)、SUMCO(3436)、三菱電機(6503)に注目。
テクニカル的にはワコム(6727)、ABC(2670)、ブロードリーフ(3673)、東邦鉛(5707)、OSJ(5912)、フランスベッド(7840)が動兆。