03月08日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
8日の東京株式市場は、強弱材料が入り混じり1万7000円を挟んでのもみ合い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジ:1万6800円-1万7100円
また、10-12月期GDP改定値や1月国際収支、2月景気ウォッチャー調査など経済指標の発表が下支え要因となる可能性はある。足元の経済環境では、良ければ素直に好感されやすく、悪ければ経済対策や追加金融緩和などへの期待が高まりやすい。
ただ、時間が未定ながら中国で2月貿易統計の発表が予定されており、内容を確認したいとして、様子見ムードが広がる可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1600万株、買い1170万株で、差し引き430万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、鉱業、サービス、機械、銀行、商社、電力、ガスなど。買いセクターに、通信、小売、情報通信、電機、海運、陸運など。
【注目の個別銘柄】
■アンビション <3300>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■関門海 <3372>
2011年11月期をもって休止していた株主優待制度を再開。毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、「玄品ふぐ」などで利用できる優待券を贈呈する。100株以上300株未満で1000円相当を1枚、300株以上600株未満で3980円相当を1枚、600株以上1000株未満で3980円相当を2枚、1000株以上で3980円相当を3枚。
■アイビーシー <3920>
統合ログ管理市場で豊富な実績を誇るインフォサイエンスと協業し、性能監視ソフト「System Answer G2」にログオプションを追加する。性能情報とログ情報の統合管理により、内部統制とセキュリティ対策を兼ね備えたシステム運用を実現。
■オンコリス <4588>
がんの体外検査薬として開発中の「OBP-1101(テロメスキャンF35)」に関する特許がニュージーランドで特許査定を受けた。同特許は「OBP-401(テロメスキャン)」に、遺伝子発現を制御するマイクロRNA干渉を目的とした遺伝子配列を組み込んだ制限増殖型アデノウイルスに関するもの。今回の特許登録を受け、同国内における「テロメスキャンF35」の特許保護期間が最長で2032年2月まで延長されることになる。
【予定】
08日(火)
【国内】
10-12月期GDP改定値(8:50)
1月国際収支(8:50)
2月消費動向調査(14:00)
2月景気ウォッチャー調査
30年国債入札
《決算発表》
土屋HD、ポールHD、クミアイ化、日ビュホテル、不二電機、マツモト、トーホー
【海外】
中国2月貿易収支
独1月鉱工業生産(16:00)
仏1月貿易収支(16:45)
EU財務相理事会(ブリュッセル)
ユーロ圏10-12月GDP(19:00)
米3年国債入札
休場:ロシア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります