EIMEI.TV 配信拡大!!パソコンサイトOPEN!! 
にて『株式投資のイロハ! Eimei for スゴ得』配信中※NTTドコモ android/iPhone対応
KDDI月額サイト『株式投資のイロハ! Eimei.TV』配信中※KDDI android/iPhone対応
にて『株式投資のイロハ! Eimei.TV』配信中※SOFTBANK android/iPhone対応
MVNO(格安SIM)向け取り放題サービス『取り放題.jp』 にて『株式投資のイロハ! Eimei.TV』配信中※android/iPhone対応

Entries

03月03日 個別銘柄情報[8095]イワキ

[3月03日更新]

イワキは16年11月期大幅増益予想で収益改善基調、指標面の割安感強い

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。16年11月期大幅増益予想で収益改善基調だ。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府方針やインバウンド需要も追い風である。化学品分野では有機EL関連も注目される。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感が強い。株価は安値圏だが調整一巡して出直り展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社である。医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 なお16年11月期から事業を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品・医薬品原料の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売、医療機器の販売など)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品および関連商品の卸売、化粧品の通信販売など)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売など)、食品事業(食品原料の製造・販売など)の4事業とした。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内の岩城製薬(後発医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

 15年12月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

■15年11月期は増収減益、化成品事業が低調

 前期(15年11月期)連結業績は売上高が前々期(14年11月期)比2.4%増の554億22百万円、営業利益が同37.2%減の5億59百万円、経常利益が同27.8%減の6億94百万円、純利益が1億43百万円の赤字(前期は4億96百万円の利益)だった。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。

 ジェネリック医薬品関連(医薬品、医薬品原料で同6.6%増収)や、インバウンド需要関連(医薬品、香粧品原料、機能性食品で同10.3%増収)が伸長し、医薬品原料・香粧品原料事業や化粧品通信販売事業が増益だったが、化成品事業の営業赤字が拡大した。

 売上総利益率は19.4%で同1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が悪化(14年11月期は利益7百万円計上、15年11月期は損失12百万円計上)した。特別利益では固定資産売却益80百万円が一巡し、特別損失では減損損失51百万円が一巡した。また子会社メルテックスにおける繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、医薬品事業は売上高が前期比5.0%増の183億03百万円、営業利益が同3.4%減の1億01百万円だった。ジェネリック医薬品では外皮用剤の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤の新規採用が増加した。一般用医薬品および関連商品では、インバウンド需要拡大などでドラッグストア免税店向けが伸長した。

 医薬品原料・香粧品原料事業は、売上高が同1.9%増の171億82百万円、営業利益が同4.5%増の10億44百万円だった。ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って抗アレルギー剤原料や不整脈用剤原料などが好調に推移した。

 化成品事業は、売上高が同13.4%減の70億05百万円、営業利益が5億65百万円の赤字(前期は94百万円の赤字)だった。国内半導体向け薬品は生産量が増加して好調だったが、車載部品向けは自動車生産台数の減少で低調だった。海外はチップ部品向けが、アジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化で低調だった。

 食品原料・機能性食品事業は、売上高が同11.5%増の89億85百万円、営業利益が同11.0%増の3億54百万円だった。機能性表示食品制度や美容・エイジングケア市場の拡大も背景として、取り扱い原料の新規採用や既存品の拡販などで全体として好調に推移した。

 化粧品通信販売事業は、売上高が同0.0%増の18億80百万円、営業利益が同3.4倍の2億11百万円だった。メイク・スキンケアなど新規商品投入効果などで主力の化粧下地品を中心に伸長した。モンドセレクション金賞を2年連続受賞した主力製品「シルキーカバーオイルブロック」の累計販売実績は150万個を突破した。その他事業は売上高が同12.7%増の20億65百万円、営業利益が同26.3%増の13百万円だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、14年11月期の売上高は第1四半期(12月~2月)125億44百万円、第2四半期(3月~5月)141億92百万円、第3四半期(6月~8月)131億90百万円、第4四半期(9月~11月)142億19百万円、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また15年11月期の売上高は第1四半期(12月~2月)130億01百万円、第2四半期(3月~5月)145億15百万円、第3四半期(6月~8月)139億58百万円、第4四半期(9月~11月)139億48百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円、第4四半期15百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円で、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では、引き続きジェネリック医薬品の伸長を見込むが、16年4月予定の薬価改定の影響で厳しい環境も予想されるとしている。HBC事業では、インバウンド需要や機能性表示食品制度に対応した新商品投入などで、一般用医薬品、化粧品、機能性食品が堅調に推移する見込みだ。海外売上の拡大にも取り組む。

 化学品事業では、中国市場におけるスマートフォンの販売鈍化など全体として厳しい環境だが、新製品拡販効果などでメルテックスの収益改善を見込んでいる。食品事業では輸入原材料価格などコスト上昇圧力が強いが、商品開発効率化、生産コスト低減、既存原料の拡販などに取り組む。

 後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針や、インバウンド需要も追い風だ。収益が悪化していた化学品事業は、ライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品生産へシフトし、新製品の投入・拡販などで今期(16年11月期)後半の黒字化を目指している。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連の大型案件を受注したことも注目される。収益は改善基調だろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を発表

 15年1月に、創業111年を迎える25年11月期に向けたグループ中長期ビジョン「Vision i-111」および新中期経営計画(16年11月期~18年11月期)を発表した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i-111」では、基本戦略に(1)策揃え企業になる(Intelligent)、(2)ナンバーワン製品・事業に注力する(Innovative)、(3)海外市場への事業展開を図る(International)、(4)資本効率を意識した事業運営を行う(Investment)として、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期~18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」のさらなる拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSNシリーズ」などの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントシリーズ」などの拡販を図る。食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発の効率化、生産コストの低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関しては、ハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して水準を切り下げ、2月12日に昨年来安値173円まで調整した。その後は180円~190円近辺に戻して調整一巡感を強めている。

 3月2日の終値184円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約63億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、安値圏で陽線を立てて調整一巡感を強めている。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感が強い。調整一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】アートグリーンは胡蝶蘭の生産販売、ブライダルの企画、16年10月期2ケタ増益(2016/02/15)
「株高の好循環」でも「株安の悪循環」でも硬軟両様で「訳あり銘柄」の「訳あり高」にはアプローチ余地=浅妻昭治(2016/02/15)
個人運用は永遠だがプロには異動の手がある=犬丸正寛の相場格言(2016/02/20)
【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】三国志の悪役・曹操が挑んだ「大失業時代」(2016/02/18)
大好評 櫻井英明 袋とじ 稼足銘柄 11月24日号 プレミアム版 先行配信! 10月稼足銘柄 無料公開中!11月30日終値で143%↑ 129%↑と驚異のパフォーマンス!
11月24日号[配信中]

IR担当者様向け[PDF]
メーラーが起動します。

櫻井英明の株式透視論2019 発売中
07月19日号[配信中]
関連リンク
LINE スタンプ
[Eimei.TV]メルマガ
【2020年】
【11月】4週//3週//2週/1週
【10月】5週/4週/3週/2週/1週
【9月】4週/3週/1週
【8月】5週/4週/3週/2週/1週/
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2019年】
【12月】4週/3週/2週/1週
【11月】5週/4週/3週/2週/1週
【10月】3週/3週/2週/1週
【9月】4週/3週/2週/1週
【8月】5週/4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】4週/3週/2週/1週
【5月】5週/4週/3週/2週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2018年】
【12月】4週/3週/2週/1週
【11月】5週/4週/3週/2週/1週
【10月】4週/3週/2週/1週
【09月】4週/3週/2週/1週
【08月】4週/3週/2週/1週
【07月】4週/3週/2週/1週
【06月】3週/2週/1週
【05月】5週/4週/3週/2週/1週
【04月】4週/3週/2週/1週
【03月】5週/4週/3週/2週/1週
【02月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2017年】
【10月】2週/1週
【9月】5週/4週/3週/2週/1週
【8月】4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】5週/4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/1週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】5週/4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】4週/3週/2週/1週
【2016年】
【12月】5週/4週/3週/2週/1週
【11月】4週/3週/2週/1週
【10月】4週/3週/2週/1週
【9月】5週/4週/3週/2週/1週
【8月】4週/3週/2週/1週
【7月】4週/3週/2週/1週
【6月】5週/4週/3週/2週/1週
【5月】4週/3週/2週/合併号1週/04月5週
【4月】4週/3週/2週/1週
【3月】4週/3週/2週/1週
【2月】4週/3週/2週/1週
【1月】5週/4週/3週/2週


櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

業界用語から基本用語まで!!
※日々更新中
運営会社アイロゴス【姉妹サイト】
Dr.コパの風水アドバイス

ランキングバナー
注目銘柄
【必ずお読みください/免責事項】
このサイトの情報は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 このサイトの情報は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、㈱アイロゴスは、その正確性および完全性に関して責任を負うものではありません。このサイトの情報に記載された意見は、公開日における判断であり、予告なく変わる場合があります。 このサイトの情報のいかなる部分も一切の権利は㈱アイロゴスに帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。