03月03日 相場展望(寄り付き後)


【10時現在の概況】
日経平均は前日比189円86銭高の1万6936円41銭で推移している。
一時は208円高の1万6955円まで上昇し、節目の1万7000円に迫った。
寄付きはマイナスで取引を開始。ただ、寄付き後は、資源関連や銀行株を中心に買いが入り、日経平均は切り返した後上げ幅をじりじりと拡17000円までは価格帯別売買高でも商いが少ないゾーンのため、戻り待ちの売りはさほど出ないとの観測。
原油相場や米国株の上昇を背景に投資家心理が改善し、運用リスクを取る動きが優勢となっている。
目先の先高観が強まり株価指数先物への買いが増えた。市場では「日本株には、米株などと比べた出遅れ感に着目した買いも入りやすい」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一段高となっている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を38.44円押し上げている。次いでファナックが17.65円、TDKが10.59円、ダイキンが5.69円続く。
マイナス寄与度は7.55円の押し下げでアステラスがトップ。以下、電通が5.1円、エーザイが2.04円、JR東海が1.92円と続いている。
東証1部の売買代金は概算で7572億円、売買高は8億8416万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の68%にあたる1309、値下がりは506、変わらずは121だった。
業種別では、海運、銀行、鉄鋼、鉱業、証券などが強い一方、陸運、空運、水産・農林などが弱い。
個別では、三菱UFJなど銀行株が一段高。トヨタも上げ幅を広げている。ソフトバンクは上昇に転じた。一方、大成建や大林組などの建設株は売られている。JR東日本なども鉄道株も引き続き安い。
東証2部株価指数は続伸。サイバーコムやラオックスが上げ、朝日インテクやヨネックスが下げている。
225先物は野村・ニューエッジ・パリバ・JP・大和・豊・マネが売り越し。
アムロ・バークレイズ・GS・ドイツ・日産・みずほが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・バークレイズ・大和・三菱・GSが買い越し。
パリバ・ニューエッジ・モルスタ・メリルが売り越し。
外資系等はSBS(2384)、日本ビル(8951)に注目。
テクニカル的にはわらべや(2918)、IIJ(3774)、マンダム(4917)、淀川鋼(5451)、タクマ(6013)、アマノ(6436)、明電舎(6508)、マキタ(6586)、Vテク(7717)、TBS(9401)が動兆。