03月02日 相場展望(寄り付き後)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比460円46銭高の1万6545円97銭で推移している。
外国為替市場で円安方向に振れたほか、対ユーロでも1日に一時、1ユーロ=122円台前半と3年ぶりの安値をつけたのを好感した。欧州関連株にもじわりと買いが広がりほぼ全面高となった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を拡大した。
朝方の大幅な上昇で日経平均はチャート分析上の節目とされる25日移動平均(1万6450円)を上回って推移している。市場では「終値で1万6500円を上回れば上昇基調に転換していくのではないか」との声があった。
プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を53.35円押し上げている。次いでファナックが28.24円、ホンダが13.93円、KDDIが11.89円と続いている。
マイナス寄与トップはコムシスHDで、日経平均を0.51円押し下げ。次いで日ハムが0.27円、東邦鉛が0.2円、ニチレイが0.08円のマイナス寄与で続く。
東証1部の売買代金は概算で6576億円だった。売買高は6億7590万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1826と、全体の94%を占めた。値下がりは75、変わらずは41銘柄だった。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は輸送用機器で、以下、保険、電気機器、機械、金属製品、鉄鋼と続いている。
個別は、金融の三菱UFJやみずほFGが上昇した。国際石開帝石や石油資源が上げた。ドローンの宅配を検討すると伝わった楽天が上昇した。米司法省と和解したと発表したオリンパスが上げた。一方、日ハムやサントリBFが下落した。連日で上昇していた日本通信が下げた。
東証2部株価指数は反発した。ラオックスや象印が上げた。一方、ぷらっとや三浦印が下げた。
225先物はアムロ・クレディ・HSBC・パリバ・野村・メリルが買い越し。
シティ・ドイツ・モルスタ・JP・マネ・松井・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・メリル・ドイツ・クレディ・JPが買い越し。
バークレイズ・GS・みずほ・ニューエッジ・シティが売り越し。
外資系等は物語コーポ(3097)、フジオフード(2752)など。
テクニカル的にはリニカル(2183)、コスモス薬(3349)、トリドール(3397)、日セラ(6929)、ワイヤレス(9419)、PS三菱(1871)、ケンコーマヨ(2915)、富士紡(3104)、日新電(6641)、アイネス(9742)、松屋フーズ(9887)が動兆。