02月29日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
29日の東京株式市場は、シカゴ日経225先物(清算値16315円)に、さや寄せする格好から買い先行の展開となろう。その後、堅調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジ:1万6100円-1万6500円。
マーケットが足元でやや落ち着きを取り戻しており、リバウンド基調は継続しやすいと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半と円安の動きから、輸出関連株を中心とした物色になるとみられる。2
7日に閉幕したG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議では、「経済成長押し上げに金融、財政、構造改革を総動員する」との文言が盛り込まれた。新たな経済対策への期待感が、下支え要因として意識されることもありそう。
売買価格帯別出来高をみると、現在16000-16200円処で出来高が膨らんでいる。この水準を支持線に変えてくる可能性が出てくる。16900-17100円辺りまでは比較的出来高が少ない。地合いが改善して上昇トレンドが強まる可能性も意識される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1750万株、買い1560万株で、差し引き190万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、化学、陸運、小売、自動車、電機、銀行、証券、ゴム、情報通信など。買いセクターに、食品、水産、情報通信、通信、不動産、商社、化学など。
【注目の材料】
エンジャパン <4849>
1→2の株式分割を実施する。
ベクトル <6058>
子会社PR TIMESの東証マザーズ上場が承認。
日駐<2353>
スキー事業で業績を修正した時点よりも来場者数が増加したことや想定よりも為替差損の発生が少なかったことから、16年1月中間期の連結決算が上ブレで着地。
フォーカス<4662>
東京証券取引所は3月4日付で同社株を市場1部銘柄に指定、ファンドなどの買い需要。
【予定】
29日
【国内】
1月鉱工業生産、1月商業販売統計
外国為替平衡操作の実施状況公表
決算発表=パーク24<4666>
【海外】(時間は日本時間)
2月ユーロ圏消費者物価
米2月シカゴ購買部協会景気指数
台湾市場休場
決算発表=チャイナ・エバーブライト・インターナショナル
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります