02月26日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比272円91銭高の1万6413円25銭で推移。
米株式相場が上昇し、外国為替市場で円安基調が一服を受け上昇で始まった、同日から始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果を見極めたいとの雰囲気もあり、積極的に上値を追うほどの手掛かりに乏しい中で上昇の勢いがやや鈍った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も伸び悩んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を45.50円押し上げている。次いでファナックが12.16円、TDKが10.98円、京セラが9.34円と続く。
マイナス寄与度は0.94円の押し下げでシャープがトップ。以下、コナミHDが0.67円、ディーエヌエが0.51円、ブリヂストンが0.39円と続いている。
東証1部の売買代金は概算で5804億円だった。売買高は6億5570万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1523と、全体の8割近くを占めた。値下がりは299、変わらずは114銘柄だった。
業種別では33業種中、ゴム製品を除きほぼ全面高。値上がり上位に鉄鋼、紙パルプ、海運、小売、電機機器、水産など。
銀行株の上昇が目立つ。地方銀行大手のふくおかFGと長崎県首位の十八銀は朝方、経営統合に向けた協議で基本合意したと発表した。地銀各行の再編が加速するとの思惑が広がり、地銀株全般に連想買いが波及した。
ソニーや日立が上昇。期末配当の増配を発表したパナソニックが堅調。ファナックやKDDIも上げた。一方、トヨタが下落に転じ、みずほFGが小安い。シャープの値下がりが目立つ。
東証2部株価指数は上昇。ラオックスとヨネックスが上げ、アートSHDやサイバーコムが下げた。
225先物は野村・モルスタ・HSBC・IB・大和・ドイツが買い越し。
ニューエッジ・GS・バークレイズ・GMO・日産・アムロ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はメリル・クレディ・ドイツ・モルスタが買い越し。
みずほ・JP・GS・バークレイズ・カブコムが売り越し。
外資系等は中村超硬(6166)、太陽日酸(4091)、参天(4536)、TCリース(8439)、小田急(9007)、京王(9008)、ヤマハ(7951)に注目。
テクニカル的には、コムシス(1721)、システナ(2317)、ALSOK(2331)、レンゴー(3941)、セ硝(4044)、ダスキン(4665)、ウチヤマ(6059)、GSユアサ(6674)、アドバンテスト(6857)、東部(9001)、京急(9006)、近鉄(9041)、藤田(9722)、セコム(9735)が動兆。