02月24日 相場概況(寄り付き後)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比178円55銭安の1万5873円50銭で推移している。
朝方に300円に迫った下げ幅を縮小した。
NY原油先物が時間外取引で下げ基調が一服。原油安を嫌気した売りが一巡し、目先の戻りを期待した買いが入っている。食料品株や医薬品株に上昇に転じる銘柄が目立つ。
市場では1万6000円を下回ったところでは押し目買いが入りやすいとの声がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めている。
■日経平均株価 15,873.50(-178.55)
■日経平均先物 15,850(-250)
■日経JQ 2,312.27(-8.72)
■マザーズ指数 812.07(+2.89)
■TOPIX先物 1,277.50(-17.00)
■騰落 上昇863/下落938
東証1部の売買代金は概算で5997億円、売買高は6億2805万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は938と、全体の約48%を占めた。値上がりは863、変わらずは136銘柄だった。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、パルプ・紙、小売、銀行と続く。値下がり上位には保険、海運、鉱業が並んでいる。
日経平均寄与度トップはKDDIで、日経平均を18円48銭押し下げている。以下、寄与度の高い順にファストリ、ファナックと続く。
プラス寄与度トップはトレンドで、日経平均を8.43円押し上げている。次いでソフトバンクが4.00円、NTTデータ、中外薬と続く。
三菱重は一段安。ファナックと村田製は日中の安値圏で推移し、JTとKDDIも軟調。一方、武田とソフトバンクは上昇に転じた。トレンドは一段高している。
東証2部株価指数は続落。サイバーコムとぷらっとが下げ、アートSHDと象印が上げた

きょう東証マザーズ市場に新規上場したはてな<3930>は公開価格と同じ800円カイ気配でスタートした。
■ワイヤレスG <9419>
大幅反発。3月1日付でマザーズから東証1部へ市場変更すると発表している。
昨年11年に東証本則市場への変更申請を行ったことを発表しているが、今回の承認を受けて改めてパッシブファンドの資金流入などによる流動性向上に期待した買いが向かっている。
■Vテク <7717>
日経新聞が24日付で「液晶製造装置のブイ・テクノロジーも加工用部材の開発に着手した」と報じたことが買い材料視された。
報道内容は、「発光材料を基板に付着させるのに使う『蒸着マスク』の開発を始めた」という。今後の拡大が見込める有機EL部材市場への参入による業績貢献を期待
225先物はみずほ・ニューエッジ・メリル・日産・大和・GMOが買い越し。
野村・シティ・パリバ・ソジェン・UBS・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・クレディ・モルスタ・ドイツが買い越し。
バークレイズ・ニューエッジ・JP・メリルが売り越し。
外資系等はホシザキ(6465)、井関(6310)、大王紙(3880)に注目。
テクニカル的には、テクマトリックス(3762)、小野薬(4528)、エレコム(6750)、日ハム(2282)、ウェルネット(2428)、サッポロ(2501)、EPS(4282)、サイバネット(4312)、ケネディクス(4321)、フューチャー(4722)、コニシ(4956)、酉島(6363)、電気興(6706)、コロムビア(6791)、小糸(7276)、デサント(8114)、東陽テク(8151)、スターツ(8850)、相鉄(9003)、カドカワ(9468)が動兆。