02月23日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
23日の日経平均株価は反落した。終値は前日比59円安の1万6052円05銭だった。円相場が対ドル、ユーロで上昇したことを受け、輸出企業の採算悪化が嫌気され、売り注文が優勢となった。
朝方高く始まったものの、買いが続かず、その後は値を消す展開だった。
朝方は年金基金と見られる買いが入ったほか、26~27日に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて政策期待が下値を支えた面もあった。
後場はマイナス圏で推移する時間が長かった。ただ、下値では買いが厚く下げ幅は小幅にとどまった
午前の取引で、節目とされた1万6300円台半ばを維持できなかったことが市場心理の悪化につながり、戻り待ちの売りや見切り売りにつながったようだ。
ホンダや日立、三菱UFJなど主力株の一角が軟調。不動産株や食品株の下げも目立った。
JPX日経インデックス400は反落し、前日比78.73ポイント低い1万1693.78で取引を終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、終値は前日比8.83ポイント低い1291.17だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2925億円、売買高は23億2218万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約73%に相当する1415、値上がり銘柄数は442、変わらずは84だった。
個別では、マンション販売が不調との見方から長谷工が売られ、1年3カ月ぶりの安値を付けた。KDDIやNTTドコモ、アサヒ、セブン&アイなど内需株の軟調さが目立った。
サイバネットシステムが急反落、gumi、日本エンタープライズ、日立キャピタルなども下げた。
半面、ソフトバンクグループが堅調、三井住友フィナンシャルグループも買いが優勢となった。トヨタが小幅高。鉄鋼、非鉄金属株は軒並み大幅高となった。パナソニック、シャープ、星光PMC、テクマトリックス、アルバック、セントラル硝子も高い
東証2部株価指数は7営業日ぶりに小幅反落した。大引けの2部指数は、前日比6.04ポイント安の4143.77となった。
個別銘柄では、ぷらっとがストップ安。アートSHD、くろがね工作所、ピクセラ、PALTEKが下げた。一方、サイネックス、カネミツがストップ高。象印やヨネックスは上昇した。
日経ジャスダック平均株価はわずかながら反落した。終値は前日比99銭安い2320円99銭だった。
日経平均株価が1万6000円近くまで下落し、新興企業銘柄にも売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で357億円、売買高は1億3032万株だった。
個別銘柄ではワンダコーポ、スマートバリュー、ネクストジェン、セプテニHDやサン電子、アイサンテクが下落した。半面、3Dマトリックス、雑貨屋BL、ハイパー、ロジコム、新報国鉄、小僧寿しなどがストップ高。Dガレージや平田機工、システム情報、アイルは上昇した。
東証マザーズ指数は7営業日ぶりに反落した。終値は前日比12.65ポイント安い809.18だった。
個別銘柄ではメディビ、グリーンペプタイ、鎌倉新書、そーせいやモルフォ、インフォテリが下落した。一方、シリコンスタジオ、コラボス、ソーシャルワイヤ、PSSがストップ高。ジグソーやインベスC、マイネットが上昇した
【指標一覧】
終値 |
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|
日経平均株価 |
16,052.05 |
-59.00 |
日経平均先物 |
16,100.00 |
30.00 |
TOPIX |
1,291.17 |
-8.83 |
TOPIX先物 |
1,294.50 |
-3.50 |
東証2部指数 |
4,143.77 |
-6.04 |
JASDAQ |
2,320.99 |
-0.99 |
マザーズ |
809.18 |
-12.65 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2322180 |
2292533 |
東証2部 |
94310 |
27574 |