02月23日 相場概況(寄り付き後)
【10時現在の概況】
23日日経平均株価は前日比114円80銭高の1万6225円85銭で推移。
欧州株式が上昇した流れを受けて、買い先行で始まった。円が対ドルで112円台後半と高値水準にあることが一時重しとなったが、その後は上げ幅を拡大している。
東証1部の値上がり銘柄数は1013、値下がりは789、変わらずは133。
業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、鉄鋼、非鉄金属、海運と続く。値下がり上位には水産・農林、陸運、食料が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を20.40円押し上げている。次いでソフトバンクが14.95円、ファナックが10.20円、TDKが9.02円と続く。
マイナス寄与度は18.12円の押し下げでKDDIがトップ。以下、アサヒが4.12円、セコムが3.88円、セブン&アイが3.33円と続いている。
個別では田辺三菱が高い。タバコの葉を使うインフルエンザワクチンを18~19年度にも実用化すると伝わったことで物色人気。自社株買い発表のフジクラや来期の営業増益が伝わったタカラレーベも買われている。一方、タカタには売りが先行。日ハムやアサヒなど食品株が安い。
星光PMC<4963>。
物色資金の流れが材料株に向かうなか、次のテーマとして植物繊維などからつくられる新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」が有力だと指摘。CNF関連製品に力を入れている同社を最右翼と紹介
3Dマトリック <7777>
ヨーロッパ連結子会社3-D Matrix Europe SAS.がメキシコ保健衛生当局COFEPRISにおいて、吸収性局所止血材「PuraStat」の医療機器製品登録が承認された旨の連絡を受けたと発表。
ライトオン <7445>
月次売上動向を発表。2月度の既存売上高が前年同月比18.3%増と今期に入り6ヵ月連続で前年実績を上回ったこと
【寄り付き概況】
日経平均株価は続伸で始まった。
資源価格の回復が好感され、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け、22日の米国市場ではNYダウが220ドルを超す上昇となった。
シカゴ225先物清算値(16160円)を上回ってのスタート。
鉄鋼や非鉄金属、鉱業といった資源関連銘柄が軒並み高い。電気機器や機械も上昇している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続伸して始まった。