02月23日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
23日の東京株式市場の寄り付きは欧米株式が上昇した動きを受け、買いが先行するとみられる。その後も堅調展開となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、1万6100円-1万6500円
足元で株式市場の地合いが改善傾向にあることを受け、個別株の中心に活だろう。
日経平均株価は、1日の高値1万7905円37銭から12日の安値1万4865円77銭までの下げ幅の半値戻しの水準(1万6385円57銭)が、上値として意識されそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2000万株、買い2330万株で、差し引き330万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、電機、不動産、建設、銀行、ETF、化学、小売、食品、薬品など。
買いセクターに、薬品、小売、サービス、電機、陸運など。
【注目材料】
■ワイヤレスゲート<9419>
17日、2015年12月31日を基準日とする剰余金の配当について公表。1株当たりの配当金は26円で、前期25円に対し1円増配となる。
■3Dマトリックス<7777>
メキシコ当局から吸収性局所止血材「PuraStat」の医療機器製品登録が承認される
■ヒラノテク<6245>
16年3月期の年間配当を従来計画の16円→20円(前期は10円)に増額修正した。
【予定】
■23(火)
【国内】
40年国債入札
《決算発表》
スリープロ
【海外】
独10-12月期GDP確報値(16:00)
仏2月製造業信頼感指数(16:45)
独2月Ifo景況感指数(18:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、21:00)
米12月S&Pケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米2月リッチモンド連銀製造業指数(24日0:00)
米1月中古住宅販売件数(24日0:00)
米2月CB消費者信頼感指数(24日0:00)
米2年国債入札
《決算発表》
トール・ブラザーズ、ホーム・デポ、メーシーズ
休場:ロシア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
22日のNYダウ均は3営業日ぶりに反発した。前週末比228ドル67セント高の1万6620ドル66セントとなり1月6日以来、約1カ月半ぶりの水準を回復した。原油先物相場や欧州・アジアの株式相場上昇を好感した。
米CNBCがユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)と機械のハネウェル・インターナショナルによる合併協議を伝え、UTC株に買いが集まるとダウ平均の上げ幅は一時、272ドルまで拡大した。
WTIの期近物はこの日、一時は1バレル32ドル台に乗せ、最近の底堅い展開が続から先行き不安の払拭に繋がった。
石油・天然ガス開発のチェサピーク・エナジーや鉱業大手のフリーポート・マクモランの株価が急伸した。
ナスダック総合株価指数は続伸。終値は同66.178ポイント高の4570.607ポイントとなった。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇。「エネルギー」や「素材」などの上げが目立った。
金融大手ゴールドマン・サックスが高い。訴訟関連費用の想定上限を引き下げたことが判明したことを好感した。AT&Tは反発した。ドローン(小型無人機)の実用化に向けた実験に入ると発表し、成長期待が高まった。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,620.66 +228.67
S&P500種
1,945.50
ナスダック
4,570.607 +66.178
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3営業日ぶりに反発し、1万6000円台を回復した。3月物は前週末比335円高の1万6160円で取引を終えた。22日の大阪取引所終値を90円上回った。
原油先物相場の反発や欧州・アジア株相場の上昇を受け、米株とともに買われた。
3月物は一時1万6280円まで上げた。一方、安値は1万5765円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16160 ( +90 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16175 ( +105 )
( )は大阪取引所終値比