02月22日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
22日の経平均株価は反発し、前週末比143円88銭高の1万6111円05銭で終えた。
寄り付きはシカゴ日経平均先物の清算値に追随するかたちで売りが先行した。売り一巡後は押し目買いが入り切り返しに転じた。
ただ上値では戻り待ちの売りも厚く、前場後半以降は伸び悩む展開となった。
円高進行に一服感や中国・上海株式相場が堅調に推移したことも相場の支えとなった。
原油相場や世界経済の先行き不安に対する懸念は払拭されておらず、持ち高を一方向に傾ける姿勢は限られた。
東証1部の売買代金は概算で2兆581億円とかろうじて2兆円を超えたが、今年最低水準だった。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比83.97ポイント高の1万1772.51だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、8.18ポイント高の1300.00で終えた。
東証1部の売買代金は概算で売買高は20億3748万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1256、値下がりは588、変わらずは96だった。
個別では、ファナックやファストリが上昇。JAL、花王や村田製、小野薬、東エレク、シャープが買われた。保険や電気機器、海運株も高かった。サイバネットシステム、gumiがストップ高となったほか、日本金属>、井関農機などの低位株も物色人気を集めた。
一方、トヨタやスズキが下落。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが軟調、ゆうちょ銀の下げがきつく、関西電やセブン&アイが売られた。石油関連や鉄鋼も安かった。
東証2部株価指数は6日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比42.22ポイント高の4149.81となった。
個別銘柄ではシステクアイ、サイバーコム、ランドコンピュータ、東邦金属、ぷらっとがストップ高。アルチザ、PALTEK、くろ工と象印が買われた。半面、アップルインター、黒谷、ラオックスとアートSHDが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前週末比15円78銭高の2321円98銭だった。新興企業向け市場にも買いが向かった。
好材料の出た銘柄や成長期待の根強い銘柄が買われた。小型無人機「ドローン」や自動運転技術などの関連銘柄の一角にはテーマ物色が進んだ。
ただ、投資家の動きは総じて鈍く、ジャスダック市場の売買代金は概算で317億円と昨年11月4日(282億円)以来、およそ3カ月半ぶりの低水準だった。売買高は1億1727万株。
個別銘柄ではドーン、ネクストジェン、新報国鉄、スマートバリューがストップ高。サン電子やプロパスト、ドーンが上げた。一方、シンクレイヤ、日本ISKや雑貨屋BL、クルーズが下げた。
東証マザーズ指数は6日続伸。大引けは前週末比29.04ポイント高の821.83だった。時価総額の大きなそーせいが大幅高となり、指数を押し上げた。
個別銘柄では、デンソーとNTTドコモが研究開発で提携すると発表したことをきかっけにモルフォが物色された。マイネット、フィックスターズ、鎌倉新書、ソーシャルワイヤ、モルフォ、ネオジャパンなどがストップ高。ジグソーやインフォテリも高い。半面、REMIX、UMNやアンジェス、中村超硬は売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,111.05 |
143.88 |
日経平均先物 |
16,070.00 |
90.00 |
TOPIX |
1,300.00 |
8.18 |
TOPIX先物 |
1,298.00 |
2.50 |
東証2部指数 |
4,149.81 |
42.22 |
JASDAQ |
2,321.98 |
15.78 |
マザーズ |
821.83 |
29.04 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2037480 |
2058114 |
東証2部 |
107770 |
25455 |