02月22日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は反発し、前週末比92円94銭高の1万6060円11銭で前場を終えた。前週末の欧米株安や原油安などで寄り付き後は売りに押されたが、売り一巡後は上げに転じた。
ただ、一段と上値を追う雰囲気には欠けた。安い水準で買いが入る半面、1万6000円を超えた場面では目先の利益を確定する売りが出やすかった。売買代金も盛り上がりを欠き、前引け時点で1兆円を下回っている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9742億円、売買高は10億1691万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1143、値下がりは684、変わらずは110だった。
個別では、値がさ株のファストリやファナック、任天堂が上昇。40年ぶりに新工場を建設すると伝わった小野薬やJT、キヤノンが買われた。gumiがストップ高に買われ、井関農機、ラウンドワン、ペプチドリームが上値追い。
一方、ソフトバンクが下落。トヨタやメガバンクは売りに押され、マイナス金利や円高基調への懸念は払拭されていないようだ。ソニーやパナソニック、ホンダも売られた。原油安を受け、国際石開帝石など石油関連株も下落し、鉄鋼や非鉄株も安かった。
東証2部株価指数は6日続伸した。前引けの2部指数は、前週末比22.74ポイント高の4130.33となった。
個別銘柄では、サイバーコム、ぷらっとがストップ高。象印、東邦金属、日精鉱、アルチザが買われた。半面、アップルインター、黒谷、ラオックスとアートSHDが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前週末比13円40銭高の2319円60銭だった。新興企業向け市場でも買いが優勢となり、ジャスダック平均も持ち直した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で183億円、売買高は7484万株。
個別銘柄ではネクストジェンがストップ高。fonfun、KYCOM、プロパストやサン電子、FVCが上昇した。一方で今期が減益の見通しとなった日本ISKは下げた。三信建設、雑貨屋BL、日本アイエスケイ、Dガレージも安い。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前週末比20.24ポイント高い813.03だった。
個別銘柄ではソーシャルワイヤがストップ高。フィックスターズ、そーせいやインフォテリ、ジグソーが買われた。半面、ベステラ、REMIX、FFRIや中村超硬、MRTが売られた。