02月19日 相場概況(寄り付き)

【寄り付き概況】
19日寄り付き日経平均株価は反落して始まった。下げ幅は一時200円を超え、節目の1万6000円を下回る場面があった。
18日の米株式相場が下落。外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れ、投資家心理が悪化した。前日に360円上昇した反動もあり、利益確定売りが優勢となった。
円相場が1ドル=113円台前半に上昇し、日本企業の輸出採算が悪化するとの連想が働いた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を来週に控え、その結果を見極めたいとして買い持ち高を高めづらいとの雰囲気もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落して始まった。
セクターでは、鉱業が大幅下落しているほか、非鉄金属、証券、石油・石炭製品などが下落率上位。一方、不動産業、医薬品、陸運業などがプラスとなっている。
個別は、主力のトヨタや、三菱UFJなどメガバンク、ソニーが下落。日経平均の寄与度の大きいソフトバンクやファストリ、KDDIも売りに押されている。3期ぶりの最終減益となる前期決算を発表したトレンドや、転換社債の発行を発表した日写印にも売り注文が膨らんだ。
一方、NTTドコモが上昇。中期経営計画の利益目標を1年前倒しで達成する見通しと伝わり、買いが広がった。
■ピーエイ <4766>
15年12月期の連結経常利益は前の期比67.1%増の1億3200万円に伸び、16年12月期も前期比89.4%増の2億5000万円に拡大を見込み、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
■フォーサイド <2330>
15年12月期の連結最終損益は4.8億円の赤字(前の期は7.8億円の赤字)に赤字幅が縮小し、16年12月期は1.2億円の黒字に浮上する見通しとなった。
■不二精機 <6400>
15年12月期の連結経常損益は5300万円の赤字(前の期は2600万円の黒字)に転落したが、16年12月期は2900万円の黒字に急浮上する見通しとなった。
225先物は野村・ドイツ・モルスタ・マネ・みずほ・JP・大和が買い越し。
バークレイズ・三菱・GS・ニューエッジ・アムロ・GMO・クレディが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・HSBC・野村・UBS・日興・クレディが買い越し。
ソジェン・バークレイズ・GS・JP・メリル・アムロが売り越し。
外資系等はアークランド(3085)、エフアンドエム(4771)、フィルム(4901)に注目。
テクニカル的にはPS三菱(1871)、エムスリー(2413)、JT(2914)、DCM(3050)、ベリサーブ(3724)、ステラケミ(4109)、サイバーエージ(4751)、ライオン(4912)、淀鋼(5451)、平和(5451)、グローリー(6457)、大和冷(6459)、アルバック(6728)、ヤマハ(7951)、東祥(8920)が動兆。