02月18日 相場概況(大引け)

【大引け概況】
18日の日経平均株価は反発し、前日比360円44銭高の1万6196円80銭で終えた。
前日の欧米株市場が総じて高く、米国ではNYダウが大幅高で3日続伸したほか、WTI原油先物価格も急反発で1バレル=30ドル台を回復、これを受けて東京市場でもリスク選好ムードが再び高まった。
上値では戻り待ちの売りも出て、取引終了にかけてやや伸び悩んだ。
市場では「前週にかけて大きく下げた銘柄への買い戻しがきょうの株高の主因」との声が聞かれた。「相場の変動が大きく、まだ買いを手控えている投資家は多い」との声もあった。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比264.01ポイント高の1万1850.64だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、28.80ポイント高の1311.20で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7012億円。売買高は26億2820万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1725と全体の89%を占めた。値下がりは171、変わらずは42だった。
個別は、トヨタやホンダなど自動車株が総じて買われた。三菱UFJなどメガバンクもそろって堅調に推移した。SMCが値を飛ばし、ファナック、村田製作所、任天堂なども買われた。原油価格の上昇を背景に国際石開帝石や石油資源などが上げ、三菱商など商社株の値上がりも目立った。
一方、ソフトバンクは下落した。大成建や大林組も売られ、ローソンやファミリーMも安かった。ブリヂストン、ピーシーデポコーポレーション、JALも売りが先行した。
東証2部株価指数は4日続伸した。大引けの2部指数は、前日比70.72ポイント高の4105.20となった。
個別銘柄ではぷらっとがストップ高。サイバーコム、エルミック、日インター、ラオックスと朝日インテクが上昇した。一方、シノブフーズ、スリープロ、ヨネックスとPALTEKが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前日比31円45銭高の2316円09銭だった。新興企業向け市場でも主力株を中心に買いが向かいジャスダック平均上げ幅が拡大した。
個別では、好材料の出た銘柄に個人の買いが向かった。税と社会保障の共通番号(マイナンバー)の関連銘柄の一角が買われたほか、金融とIT(情報技術)を融合したフィンテック関連も物色された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で354億円と2015年11月4日以来およそ3カ月半ぶりの低水準だった。売買高は1億1649万株。
個別銘柄ではDWTI、スマートバリュー、NJHDがストップ高。サン電子やネクスウェア、Tホライゾンが買われた。一方で雑貨屋BL、ネクストジェン、ハイパー、セリア、FVC、アイサンテクが売られた。
東証マザーズ指数は大幅に4日続伸。大引けは前日比35.12ポイント高の779.24だった。時価総額の大きいそーせいやミクシィが大幅高となり、指数を押し上げた。
個別銘柄ではベステラ、アクセルM、ITbook、ネオジャパンがストップ高。インフォテリやジグソーも高い。半面、AppBank、アンジェス、リアルコム、マイネットやアンジェスは安い。前日に元役員の約1億4000万円の横領の影響を踏まえて、2012年12月期~15年1~9月期の決算修正を発表したアップバンクは下げた。
【指標一覧】
終値 |
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日経平均株価 |
16,196.80 |
360.44 |
日経平均先物 |
16,240.00 |
500.00 |
TOPIX |
1,311.20 |
28.80 |
TOPIX先物 |
1,313.00 |
38.00 |
東証2部指数 |
4,105.20 |
70.72 |
JASDAQ |
2,316.09 |
31.45 |
マザーズ |
779.24 |
35.12 |
出来高 |
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東証1部 |
2628200 |
2701220 |
東証2部 |
173270 |
35980 |