02月18日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比390円87銭高の1万6227円23銭で終えた。17日の米株高や原油価格の上昇を好感し主力株中心に広範囲に買いが先行した。
石油関連や商社、資源開発関連などが買われたほか、薬品株にも高いものが目立った。
日経平均は朝方に前日比の上げ幅が500円に迫る場面もあったが、次第に伸び悩んだ。外国為替市場で対ドルの円相場が下げ渋ったのが重荷となった。新規の買い材料が乏しく、上値では戻り待ちの売りが出た。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1918億円、売買高は11億7322万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の89%にあたる1732、値下がりは8%の160、変わらずは46だった。
個別ではファナックが上昇、SMCも大きく買われた。トヨタやホンダなど自動車株が総じて買われた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの大手銀行株も上げた。ファストリが堅調に推移した。鉄建が大幅高、ディー・エヌ・エー、カドカワなども値を飛ばした。
一方、ソフトバンクなど大手通信株は下落した。前日に市場予想を下回る2016年12月期の業績見通しを発表したブリヂストンも売られた。JALも売りに押され、横河電機が大幅安、伊藤ハム、小糸製作所も値を下げた。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比67.18ポイント高の4101.66となった。
個別銘柄では日インター、アートSHD、イクヨ、ラオックスや朝日インテクが上げ、スリープロ、PALTEK、オカアイヨンや菊水化が下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比29円02銭高の2313円66銭だった。新興企業向け市場でも主力株を中心に買いが入った。ジャスダック平均は午前の中ごろに上げ幅を拡大した。個別では好材料の出た銘柄に個人の物色が向かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で191億円、売買高は6279万株。
個別銘柄ではスマートバリュー、NJHDがストップ高。FVC、不二精機、ラクオリア、クルーズが買われた。一方で雑貨屋BLやネクスウェア、フロイント、ハーモニックが売られた。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前日比34.52ポイント高い778.64だった。日経ジャスダック平均に比べ戻りがよく、チャート分析上の節目となる25日移動平均線に接近した。個別銘柄ではベステラがストップ高。そーせいやマイネット、アンジェス、CRIミドル、ITbook、ネオジャパン、が上げた。半面、ヒューマンウェブ、sMedio、JIAやレアジョブ、アクロディアが下げた。