02月18日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比355円47銭高の1万6191.83円で推移。
前日の米株高を好感した買いが一巡し、上値では戻り待ちの売りが出ている。円相場が1ドル=113円台後半に下げ渋ったことも買い手控え要因と受け止められた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も伸び悩んでいる。
日経平均はこのところ、1万6200~1万6300円台まで上昇した後に伸び悩む展開が続いている。「日本株の上値を買い上がるには新規材料が不足している」との声が聞かれた。
■日経平均株価 16,191.83(+355.47)
■日経平均先物 16,170(+430)
■TOPIX先物 1,310.00(+35.00)
■騰落 上昇1,793/下落105
■日経JQ 2,309.53(+24.89)
■マザーズ指数 770.26(+26.14)
東証1部の売買代金は概算で6745億円、売買高は6億8544万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の93%にあたる1793、値下がりは105、変わらずは37だった。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は石油・石炭で、以下、鉱業、鉄鋼、卸売、その他製品、機械と続いている。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは6銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を22.95円押し上げている。次いで京セラが15.53円、ファストリが12.16円、日東電が10.12円と続いている。
マイナス寄与トップはソフトバンクで、日経平均を16.24円押し下げ。次いで横河電が1.57円、クレセゾンが0.71円、ブリヂストンが0.47円のマイナス寄与で続く。
個別では、トヨタは上げ幅を縮めている。三菱UFJなど銀行株は引き続き堅調だ。任天堂も高い。一方、ソフトバンクやNTT、KDDIの通信大手は下げに転じた。ブリヂストンも売りが優勢。横河電も引き続き安い。
東証2部株価指数は続伸している。ラオックスと朝日インテクが上げ、アートSHDとアルチザが下げた。

■ペプチドリーム<4587>
4日続伸基調となって出直りを強め、10時前に8%高の3845円(270円高)まで上げて3月8日以来7売買日ぶりに3800円台を回復した。
買い材料としては、2月5日付で塩野義製薬<4507>(東1)との創薬共同研究開発契約を発表したこと、売上高のほぼ100%が海外からの収入になること、などが言われている。
■MTI <9438>
自社株買いの実施を発表
■ラクス<3923>
4日続伸。17日の取引終了後に発表した1月度の月次売上高(単体)が前年同月比21.6%増の3億5100万円となったことが好感されている。注力サービスである楽楽精算で東京駅で大々的な広告を実施した効果が出たほか、主力のメールディーラーも業務提携や展示会を通じて効率的な営業活動を行ったことが寄与し、ともに新規受注が好調に推移した。
225先物はアムロ・HSBC・三菱・GS・バークレイズ・シティ・ドイツが買い越し。
JP・クレディ・野村・岡三・パリバ・大和・みずほ・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ニューエッジ・アムロ・UBS・みずほが買い越し。
GS・バークレイズ・JP・日興が売り越し。
外資系等は大塚(4578)、Vキューブ(3681)、シスメックス(6869)、モリタ(6455)に注目。
テクニカル的にはJACR(2124)、伊藤園(2593)、JIN(3046)、ベクトル(6058)、アイオーデータ(6916)、日CMK(6958)、日ユニシス(8056)が動兆。