02月10日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均は前日比163円19銭安の1万5922円25銭で推移している。
朝方こそ買いが先行したが、新興国を含めた世界経済の先行き懸念は根強く、次第にリスクオフ(リスク資産の敬遠)の流れが強まった。
NTT、KDDIなど情報・通信セクターが弱いほか、メガバンクが引続き弱いことから日経平均はマイナス圏に突入。
14年10月31日以来となる1万6000円割れとなっている。
円相場が再び1ドル=114円台まで上昇したことも相場の重荷となった。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「企業の利益成長に対する警戒が強まっている」と指摘する。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を拡大している。
東証1部の売買代金は概算で7994億円、売買高は8億8907万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の61%にあたる1189。値上がりは595、変わらずは146だった。
業種別では、機械、精密機器、繊維製品、電気機器のみプラス圏で推移している。
ソフトバンクが下落。アサヒやKDDI、シマノも売りが優勢となっている。食料や金融、医薬品株も安い。一方、トヨタが上昇。OLCや富士重、ソニーはプラス圏を維持している。
東証2部株価指数は続落した。朝日インテクや象印が下げ、アートSHDや東急レクが上げた。
225先物はアムロ・バークレイズ・メリル・JP・GS・クレディが買い越し。
野村・大和・ドイツ・SBI・パリバ・モルスタ・松井が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・野村・パリバ・ドイツ・みずほが買い越し。
JP・バークレイズ・GS・アムロ・UBS・大和が売り越し。
外資系等は沖縄セルラー(9436)、森永(2201)、いすゞ(7102)、スターツ(8850)、日水(1332)、キッコーマン(2801)、大成(1801)、大林(1802)、
清水(1803)、鹿島(1812)、古河電工(5801)に注目。
テクニカル的には日本管理(3276)、日比谷(1982)、ツクイ(2398)、グリー(3632)、ステラケミ(4109)、ダスキン(4665)、古河電(5801)、レーザーテック(6920)、エフピコ87947)、西鉄(9031)が動兆。