02月08日 相場概況(大引け)
【大引け概況】
8日の日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前週末比184円71銭高の1万7004円30銭で終えた。2営業日ぶりに節目の1万7000円を上回った。
前週末の欧米株市場が総じて安かったことや、為替が1ドル=116円台で推移していたこともあって、買い手控え感の強い中で始まった。朝方安く始まったものの、その後は下げ渋り、後場に入ると買い優勢に。プラス圏で一貫して上げ幅を広げる展開に変わった。
外国為替市場で円安・ドル高が進み、企業業績の先行きに対する懸念がやや後退した。日経平均は前週末までの4日間で1045円強(6%)下落していたため、目先の戻りを期待した買いが入った。また騰落レシオなども売られ過ぎを示唆していたことから、売り一巡後は買い戻しの動きが表面化した。
一方で「世界景気の減速懸念といったマイナス要因は払拭できておらず、投資家の警戒姿勢は続いている」との声も聞かれた。
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反発。終値は前週末比99.25ポイント高の1万2458.11だった。
東証株価指数(TOPIX)も5日営業日ぶりに反発し、11.44ポイント高の1380.41で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5991億円。売買高は27億3803万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の76%にあたる1464、値下がりは407、変わらずは65だった。
個別では、値がさ株のファストリやファナックが上昇。KDDIやNTT、ソフトバンクも買われた。武田薬品工業、小野薬品工業も高い。武田やキッコマンも上げた。日本CMKが急騰したほか、さくらインターネット、ディー・エヌ・エーなども値を飛ばした。
一方、トヨタは下落。日立、ソニー、ケーヒン、ツムラ、オリンパスなども売られた。日本電産、住友金属鉱山なども売りを集めた。DOWAやTDKの下げも目立った。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。2部指数は、前週末比8.26ポイント高の4373.10となった。個別銘柄ではぷらっとがストップ高。阿波製紙、日タングス、タカトリ、朝日インテクとフマキラーが買われた。半面、スリープロ、ソマール、スガイ化学工業、ラオックスと象印が下げた。

日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに小幅に反発した。終値は前週末比13円72銭高い2441円71銭だった。日経平均株価の上げ幅が広がると、日経ジャスダック平均も連れ高した。もっとも、積極的に売買する材料にも乏しく、ジャスダック市場の売買代金は概算で503億円にとどまった。
ジャスダック市場の売買高は1億5582万株だった。個別銘柄ではアイセイ薬局、レカム、雑貨屋BLがストップ高。FVCやドーン、クルーズが上昇した。半面、ビーマップ、ヤマウがストップ安。ジェイテックやアイサンテク、エムケイシステム、Mipox、イリソ電子は下落した。
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比16.42ポイント高い807.19だった。 個別銘柄ではインベスターズC、みんなのWED、MRT、メドピアがストップ高。そーせいやインフォテリ、ミクシィなど後場は主力銘柄の値上がりが目立った。半面、FFRIやブランジスタ、PSS、AppBank、アドウェイズは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,004.30 |
184.71 |
日経平均先物 |
17,000.00 |
280.00 |
TOPIX |
1,380.41 |
11.44 |
TOPIX先物 |
1,377.50 |
16.50 |
東証2部指数 |
4,373.10 |
8.26 |
JASDAQ |
2,441.71 |
13.72 |
マザーズ |
807.19 |
16.42 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2738030 |
2599169 |
東証2部 |
86150 |
17095 |