02月08日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
8日の東京株式市場は、軟調な展開となりそう。前週末の欧米株式が下落した動きを受け、売りが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジは、1万6500円-1万6900円を想定する。
先週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は低水準となったが、失業率は一段と改善した。これを受け早期利上げに対する警戒感が強まったことから、米国株は大幅安。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて160円安の1万6560円、ドル建ては135円安の1万6585円で取引を終えた。
先週から弱い流れが続いており、買い材料にも乏しいことから、上値は重く軟調な推移が続くと予想する。
7日の北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射を受け、日本株に対してリスク回避姿勢が強まる可能性もありそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2270万株、買い1260万株で、差し引き1010万株の大幅売り越し。売り越しは4営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、電機、その他製品、通信、小売、情報通信、輸送用機器、小売、自動車、不動産、食品、建設など。
買いセクターに、自動車、サービス、機械、電機、化学、REIT、精密など。
【注目の材料銘柄】
インベスC <1435>前期経常最高益予想を32%上乗せした
PS三菱 <1871> 4-12月経常が2.5倍増益となり通期計画を超過した
日本ドライ <1909>ALSOKと資本業務提携する
前クックパッド <2193>期税引き前が66億円となった
きちり <3082>上期経常が24%増益となり、自社株買いを実施する
日本一ソフト <3851>今期経常を一転2.5倍増益に上方修正した
ペプドリ <4587>上期営業が黒字浮上した
ウィルG <6089>今期経常最高益予想を22%上乗せし、配当増額、株主優待制度の新設を発表した
8日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
15年12月と15年の国際収支、1月の対外対内証券売買契約
12月毎月勤労統計調査
1月企業倒産
1月景気ウオッチャー調査
1月28、29日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」
決算発表=いすゞ<7202>、スズキ<7269>
【海外】
独15年12月鉱工業生産
インド15年10-12月期GDP(国内総生産)
休場=中国、香港、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります。