【大引け概況】
5日の日経平均株価は4日続落し、前日比225円40銭安の1万6819円59銭で終えた。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れ、企業の輸出採算が悪化するとの懸念が強まった。為替相場は1ドル=116円半ばまで上昇した。
債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時0.025%まで低下した。3大金融グループの三菱UFJやみずほFG、三井住友FGがそろって昨年来安値を更新。投資家心理を冷やす要因になった。
JPX日経インデックス400は4日続落。終値は前日比173.74ポイント安の1万2358.86だった。
東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、19.84ポイント安の1368.97で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8946億円。売買高は33億8965万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割近い1515、値上がりは359、変わらずは62だった。
個別では、輸出株のトヨタや富士重が下落。業績見通しを引き下げた東芝が大幅安となり、ファストリも下げた。一方、JTやテルモが上昇、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業のトップが経営支援へ意欲を示したシャープが商いを伴い上げた。
東証2部株価指数も4日続落だった。大引けの2部指数は、前日比63.26ポイント安の4364.84となった。
個別銘柄では、ラオックスやサイバーコムが下げ、アートSHDやMCJが上げた

日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比29円58銭安い2427円99銭だった。日経平均株価の下げ幅が後場に一時400円を超えると、新興市場でも主力銘柄を中心に運用リスクを避ける動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で491億円、売買高は1億4076万株だった。
FVCやプロパスト、ドーンが下落した。ジェイテックやDAC、アイサンテクは上昇した。
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比27.13ポイント安い790.77だった。個別銘柄ではそーせいやミクシィ、サイバダインなど主力銘柄の値下がりが目立った。インフォテリやブランジスタ、アークンは上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,819.59 |
-225.40 |
日経平均先物 |
16,720.00 |
-350.00 |
TOPIX |
1,368.97 |
-19.84 |
TOPIX先物 |
1,361.00 |
-30.50 |
東証2部指数 |
4,364.84 |
-63.26 |
JASDAQ |
2,427.99 |
-29.58 |
マザーズ |
790.77 |
-27.13 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3389650 |
2894641 |
東証2部 |
109330 |
23132 |