02月05日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
5日午前の日経平均株価は続落し、前日比253円43銭安の1万6791円56銭で前場を終えた。外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れ、自動車など輸出株の輸出採算が悪化するとの懸念が強まった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4日続落した。
円相場は一時1ドル=116円台半ばまで上昇し、日銀がマイナス金利導入を発表する前の水準まで切り上げた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2752億円、売買高は15億7187万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1544、値上がりは304、変わらずは86だった。
個別銘柄では、 トヨタや富士重が下落。金融の三菱UFJやみずほFGも下げた。業績見通しを引き下げた東芝の値下がり目立った。
一方、国際石開帝石や石油資源が上昇した。
東証2部株価指数は4日続落した。前引の2部指数は、前日比67.23ポイント安の4360.87となった。
個別銘柄ではラオックスやサイバーコムが下げ、ぷらっとやMCJが上げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は4日続落した。前引けは前日に比べ23円59銭安い2433円98銭となった。
日経平均株価が先週末のマイナス金利導入前の株価水準まで下落し、投資家心理が悪化し前引けにかけてじりじりと下げ幅を広げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で267億円、売買高は8623万株。
個別では、FVCやプロパスト、アイサンテクが下落した。ジェイテックやDAC、マクドナルドは上昇した。
東証マザーズ指数も3日続落した。前引けは前日比28.76ポイント安い789.14だった。個別銘柄ではそーせいやミクシィ、FFRIなど主力銘柄が軒並み下げた。一方、ブランジスタやディディエ、フリークアウは上げた。