
28日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比104円安の1万7059円と反落。
前日の米国株市場ではNYダウが222ドル安と急反落、注目されたFOMCでは政策の現状維持を決定し、3月の利上げ観測の後退にはつながらなかったことで米国株は下値模索の展開となった。
これを受け東京市場でも目先利益を確定する動きが先行している。
ただ、原油市況や外国為替市場の急速な円高基調も収まっており、下値では押し目買いが入ることも想定される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、紙パルプ、空運を除き安い。値下がりで目立つのは、繊維、鉄鋼、機械、海運、銀行など。
主力のトヨタ、ファストリやソフトバンクが下落した。16年3月期の連結純利益の見通しを引き下げたアルプスが売り気配。15年12月期の連結純利益が前の期比14%減だと発表したキヤノンが下げた。一方、JTや花王が上昇した。きのうストップ高を付けたダイハツには買いが先行。増益決算を発表したコロプラも上昇した。
225先物は野村・みずほ・ドイツ・パリバ・クレディ・UBSが買い越し。
アムロ・GS・メリル・三菱・バークレイズ・JP・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物は野村・UBS・ドイツ・GSが買い越し。
バークレイズ・JP・シティ・みずほが売り越し。
外資系等は楽天(4755)、GMOPG(3769)、ジェイコム(2462)、積水ハ(1928)に注目。
テクニカル的には、SMS(2175)、わらべや(2918)、TOKAI(3167)、豆蔵(3756)、ペプチド(4587)、東京個別(4745)、東京製鉄(5423)、グローリー(6457)、
デサント(8114)、モスフード(8253)、京成(9009)、西鉄(9031)、ヤマダ電(9831)が動兆。