【オープニングコメント】
26日の東京株式市場は反落後、弱含みの展開となりそう。
欧米株式の下落を受けて売りが先行するスタートから1万7000円を割り込む展開が想定される
日経平均株価予想レンジは、1万6700円-1万7200円
日銀による追加の金融緩和期待から押し目を拾う動きが出ることも想定され、日経平均株価の5日線(25日時点で1万6710円)が下値として意識されそうだ。
売り一巡後は底堅さを見極めたいところであろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2320万株、買い990万株で、差し引き1330万株の大幅売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、電機、商社、食品、通信、情報通信、機械、小売、海運など。
買いセクターに、サービス、薬品、陸運、小売、電機、機械、食品、情報通信など。
【予定】
【国内】
12月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
エムスリー、三井住友、リコーリース、JFEコンテナ、ハウス食G、四国化、栄研化、テセック、幸楽苑HD、キヤノンMJ、セゾン情、両毛シス、ニフティ、積水樹、日アビオ、ムラキ、コメリ、ADワークス、モーニングスタ、蝶理など
《株式分割》※権利取最終日
日本スキー、ネオジャパン、バルニバーヒ、ベステラ、アイスタイル、ヒトコム
【海外】
FOMC(~27日)
米11月FHFA住宅価格指数、米11月S&P ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米1月サービス業PMI速報値(23:45)
米1月CB消費者信頼感指数(27日0:00)
米1月リッチモンド連銀製造業指数(27日0:00)
米2年国債入札
《決算発表》
フリーポート・マクモラン、P&G、コーニング、ジョンソン・エンド・ジョンソン、VMウェア、AT&T、アップル、コーチ、3M
休場:豪、インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります。

【NY概況】
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比208ドル29セント安の1万5885ドル22セントとなった。
サウジアラビアが石油・ガス生産能力への投資継続を表明したことで原油相場が反落し、売りが先行した。
WTIが反落し、改善しつつあった投資家心理が再び冷え込んだ。石油・天然ガス開発大手のチェサピーク・エナジーが16%安、石油・天然ガスパイプライン大手のキンダー・モーガンも7%安となるなどエネルギー関連株に再び売り圧力が強まったことも警戒感を高めた。
27日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表になる。またアップルが26日に決算発表を予定するなど注目企業の業績発表も相次ぐ。週内には2015年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値の発表も控えるだけに、様子見姿勢を強める投資家が多かった。
セクター別では商業・専門サービスを除いて全面安となり、エネルギーや素材の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数も3日ぶり反落。同72.689ポイント安の4518.491ポイントとなった。半導体のサンディスクやハードディスク駆動装置(HDD)のシーゲート・テクノロジーなどハイテク関連の製造業の下げが目立った。バイオ製薬関連の下落も指数を下押しした。
NYダウ工業株30種(ドル)
15,885.22 -208.29
S&P500種
1,877.08
ナスダック
4,518.491 -72.689
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3営業日ぶりに反落し、1万7000円を割り込んで取引を終えた。3月物は前週末比390円安の1万6840円で取引を終え、25日の大阪取引所の終値を340円下回った。原油先物相場の下げを受け、米株が下落、日経平均先物も売り進まれた。3月物は一時1万6790円まで下げた。一方、3月物の高値は1万7290円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16840 ( -340 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16870 ( -310 )
( )は大阪取引所終値比