【寄り付き概況】
25日、寄り付きの日経平均株価は続伸して始まった。
一時、前週末比190円近く高い1万7100円台半ばと、取引時間中として15日以来の高値に上昇した。前週末の米株高や円安・ドル高を好感し、幅広い銘柄に買いが優勢で始まった。値がさのソフトバンクやKDDIの上昇が目立つ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続伸して始まった。
【10時現在の概況】
日経平均株価は前週末比51円85銭高の1万7010円38銭で推移。東証
上昇が一服し、1万7000円ちょうどを挟んだ水準でもみ合いとなっている。一時は小幅安に転じ、1万6900円台前半に下落した。
日米欧の主要中央銀行が相場安定に向けて政策協調に動くとの期待感が支え。半面、節目の1万7000円台を3営業日ぶりに回復したことで、高値圏では戻り売りや利益確定売りが出やすい。
■日経平均株価 17,010.38(+51.85)
■日経平均先物 16,990(+120)
■TOPIX先物 1,384.00(+19.00)
■騰落 上昇1,398/下落404
■日経JQ 2,441.57(+29.00)
■マザーズ指数 777.23(+3.36)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに小高い水準でもみ合っている。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を15.53円押し上げている。次いでJTが11.30円、KDDIが9.30円、花王が3.02円がと続く。
マイナス寄与度は12.55円の押し下げでファストリがトップ。以下、TDKが6.67円、ファナックが3.92円、ダイキンが3.77円と続いている
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6950億円、売買高は6億8746万株。東証1部の値上がり銘柄数は1398、値下がり銘柄数は404、変わらずは131。
業種別では33業種中、28業種前後が高く、値上がり上位に食料品、鉱業、その他金融、水産、石油、情報通信など。値下がりは海運、空運、輸送用機器、非鉄、不動産。
個別では、ソフトバンクグ、JT、オリックスが買われ、日揮や千代建の上昇が目立つ。伊藤忠や三井物、三菱商など商社株の一角も上げている。一方、横浜銀や静岡銀など大手地銀株が安い。エアバッグ問題で新たな死者が出たタカタは昨年来安値を更新。日本通信は株式分割後の最安値を付けた。
東証2部株価指数は続伸。アートSHDや朝日インテク、象印が高く、技研製、セコム上信越が安い。
225先物は野村・ドイツ・モルスタ・GS・バークレイズ・シティが買い越し。
アムロ・ニューエッジ・みずほ・三菱・IB・岡三・メリル・SBIが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・HSBC・三菱・ニューエッジ・JP・日興が買い越し。
パリバ・バークレイズ・メリル・野村・アムロが売り越し。
外資系等は東京製鉄(5423)に注目。
テクニカル的にはジェイコム(2562)、ファンタジー(4343)、扶桑化学(4368)、ライドオン(6982)、日MDM(7600)、日CMK(6958)が動兆。