【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、シカゴ先物にさや寄せする格好から続伸で始まり、節目の17000円を回復してくることになろう。その後は17000円での底固めといった堅調な展開となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、17000円-17600円
24カ月移動平均線(17499円)が控えており、年初からの下げの反値戻し水準ともなる17500円どころが戻り局面だろう。
ただし、インデックスに絡んだ商いが中心になるため、先週同様、値動きの荒さには注意したいところである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1250万株、買い540万株で、差し引き710万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、小売、食品、電機、銀行、自動車、情報通信など。
買いセクターに、銀行、サービス、薬品、機械、情報通信、小売、建設など。
3Dマトリックス<7777>
吸収性局所止血材「PuraStat」がオーストラリア当局から医療機器製品登録が承認される。
西松屋チェーン<7545>
1月度(15年12月21日-16年1月20日)の既存店売上高は前年同月度比2.2%増と2カ月連続で前年同月度を上回る。
■25(月)
【国内】
12月貿易統計(8:50)
《決算発表》
JSR、小林製薬、カイノス、マクニカ富士、サカイ引越、さくら、コムチュア、メルコ、日置電、エンプラス、SPK、KABU.COM、ナガワ、ハチバン、GMOクリック、サクラKCS、ヤギ、三谷産、タカラレーベン、サンウッド、トランコム、KOA、岩井コスモ、アパマンショなど
【海外】
独1月Ifo景況感指数(18:00)
米1月ダラス連銀製造業活動(23:30)
《決算発表》
ハリバートン、マクドナルド、D.R.ホートン
休場:マレーシア、ブラジル
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります。

【NY概況】
22日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比210ドル83セント高の1万6093ドル51セントだった。日欧の株高や原油先物相場の上昇を好感した。
ダウ平均は2日間で326ドル上げ、1万6000ドルの大台を回復した。週間ベースの騰落では4週ぶりの上昇となった。
日経平均株価の急騰や欧州株式相場が上げた流れを受け、米市場でも朝方から株式に買いが先行した。新規の買い材料には乏しいものの、最近まで下げ足が速かっただけに押し目買いや売り方の買い戻しが入り、相場を押し上げた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が21日に追加の金融緩和の可能性を示唆したことも世界市場に安心感を与えたとの声も多い。
原油先物相場が値幅を伴って続伸したことも投資家心理の改善につながった。
セクター別では全面高となり、エネルギーやテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
ナスダック総合株価指数も続伸。同119.124ポイント高の4591.180ポイントとなった。バイオ製薬関連の上昇が指数の上げに寄与した。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,093.51 +210.83
S&P500種
1,906.90
ナスダック
4,591.180 +119.124
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は大幅に続伸した。3月物の終値は前日比770円高の1万7230円と、3日ぶりに1万7000円の大台を回復した。大阪取引所の終値を360円上回った。アジアや欧州の株価指数が上げ、原油高を背景に米株式相場も続伸した。日経平均先物も買われた。日銀による追加の金融緩和への思惑も相場を支えたようだ。この日の3月物の高値は1万7275円、安値は1万6440円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
17230 ( +360 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
17250 ( +380 )
( )は大阪取引所終値比