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兜町カタリスト

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<兜町カタリスト>
「7?」

日経平均は6日続落で479円安。
大発会からの6日続落で騒がしいが萌芽はあろうか。
例えば大幅下落で空売り比率が低下しているという奇妙な現象。
大納会33.9%→大発会41.2%→1月7日42.4%。
先週末が40.8%で昨日が39.2%と今年初の30%台。
大発会と2%程度しか違わないがそれでも40%台と30%台は違う。
普通ならば40%台であってもいいはずなのにそうではなかった。
市場関係者の好きな「意図的売買・思惑売買」は既に終焉。
提灯筋の売りと追い証回避の現物売りが値下がり銘柄数1890、新安値317銘柄を招いた。
そう考えられなくもない。
既に冬のうちから植物は春への芽を見えない部分ではぐくんでいるもの。
2兆9000億円の売買代金では少し物足りなかったが・・・。

今回の下落局面で目立っているのは指数と個別の争い。
指数の続落と新興中小型株ストップ高乱舞のコントラスト。
指数を見ていると溜息が生じ、個別を見ているとワクワク感。
この6日間で昨年からの利益を消した向きがあれば、過去3年の損を取り戻した向きもある。
一方的に指数が下がっているから相場が悪いという解釈はできそうもない。
もっとも、売り方だけは残念ながら利益局面で儲けているというのも現実ではある。
昨年12月3日に気がついた月足三本新値陰転をダマシと思っていなければ・・・。
20012円から2800円の下落に備えることは可能だっと言うのが後悔。

しばしば見かけるコメントは上げても下げても儲かればよいと言う姿勢。
FX的に毒されたようなハイ&ロー的発想の市場関係者が多くなったような気がする。
株式市場で食べれなくなってFXに緊急避難してそのままという市場関係者も多い。
確かに「儲かりさえすればよい」という短期的発想に立てば「売り礼讃」に一部の理はある。
しかしそれは、日本の企業と日本の未来を信じた投資家に対する冒涜でもあるような気がする。
そもそも市場は「長期産業資金の調達を通じた企業の繁栄と国民金融資産の育成」を願う場所。
そこで「売りで儲けて良かったですね」的発想は通じるのだろうか。
たしかに市場価格は上か下しかない。
でも市場が窮地に陥っても持説が当たっていればそれでよしという立場は信用できない。
ダメはダメでで仕方がない。
しかし市場の窮地を喜びと感じるような市場感覚はいいのか悪いのか。
株式市場は決してハイ&ローではない。
そしてスケジュールと罫線に多少の需給を足して語れるものでもない。
人が働いて人が生活している企業という生き物を対象としているのである。
シレっと「下げても儲かりますよね」と明るく言える場所でないことだけは確かである。
そういう思いはアナクロという声も聞こえないではないが、ココはこだわりたいところ。

結局、米利上げに加えて中国や北朝鮮まで登場した今回の下落。
一番影響したのは原油価格の下落だったのだろうか。
ここにきて先行きの見方が分かれてきた。
一つはトレンド追随型のコメント。
「6年半後の2022年6月まで50ドル未満の価格が続く。
2017年12月渡し終値は1バレル=42.20ドル、18年12月渡しは45.35ドル。
限月カーブ全体が下方シフトしていると指摘されている。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は世界的な原油の供給過剰が17年第3四半期あたりまで続くとの見通し。
バークレイズは16年のWTIの価格見通しを37ドルに引き下げ。
ソシエテ・ジェネラルが示した最新価格見通しは40.50ドルに下方修正。
スタンダード・チャータードは最悪の場合、原油価格が10ドルに沈む恐れがあるとみている」。
もうひとつは今朝の日経朝刊での指摘。
「重要なのはシェールの時代が続く保証がないこと。
IEAは2020年代に入るとシェールオイルの生産量は頭打ちになると予測する。
IEAの事務局長は、今油田開発が滞れば、将来急激に価格が高騰するリスクがあると指摘する。
原油安の長期化はいずれ破裂するリスクをため込むことに注意しなければならない」。

興味深かったのはストボ・メルマガのコメント。

「アベノミクス相場」が始まってから、連敗記録は5が最高。
その記録を破ったのが昨年夏の急落場面だった。
あの8月暴落のなか、8月18日から25日にかけての6日間。
日経平均は2813円(13.7%)下落した。
今回の下落幅は1814円(9.6%)だから、8月の方が物凄い下げだった。
6以上の連敗記録はというと、2012年11月5日から133日にかけて7連敗。
直前の9051円から8661円まで4.4%の下落率。
衆院解散(16日)が決まる前の極めて神経質なマーケットの心理状態を映した続落記録。
それには野田政権がその歴史的な役目を終えた、という意味がある。
仮に、今回も7連敗だったら、今度は「アベノミクスお終い」ということになってしまいかねない。
騰落レシオもこの日57.86%まで低下(これも、野田政権末期以来の記録)。

ストボのブログ「曜日別データ」。

*昨年(取引日244日)の、日経平均「曜日別」勝敗です。
 ↓
・月曜日 21勝25敗 (勝率約46%)
・火曜日 24勝25敗 (同49%)
・水曜日 28勝19敗 (同60%)
・木曜日 35勝16敗 (同69%)
・金曜日 31勝20敗 (同61%)

昨年は、日経平均が年間で9%超上昇しましたが、
週初よりは週末、特に「木曜日」の強さが目立ちましたね。
月曜・火曜は負け越しでしたが
終値で「3ケタ(100円)以上、上昇した回数」は、
月曜日15回、火曜日16回と、他曜日に比べて高い割合でした。
(水曜16回、木曜20回、金曜15回)。

一方、「3ケタ以上、下落した回数」は、
勝率が一番高かった木曜日が13回を記録し高割合で、
(月曜14回、火曜15回、水曜9回、金曜11回)
木曜日は下落した日は少なかったものの、
「下落日の8割以上が3ケタの下げ」に。
昨年は、全体的にボラティリティの大きさも目立ちました。

日経平均株価の25日移動平均線は18840円で8.61%のマイナスかい離。
75日移動平均線は18812円で8.47%のマイナスかい離。
75日線は1月5日に下向きに転じていた。
200日移動平均線は19475円で11.58%のマイナスかい離。
200日線は大発会に下向きに転じていた。
13週線と26週線は9月にデッドクロス。
ただ13週線は11月半ばに上向きに。
26週線と52週線は先週ゴールデンクロスしてもいる(ただし52週線は下向き)。
まずは上向いている24か月線17510円奪還が望まれる。
(その前に1月SQ値17420円もある)。
サイコロは3勝9敗で25.0%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス4.942%。
(14年5月のマイナス4.8%に近付いた)。
買い方はマイナス15.64%(昨年9月29日がマイナス15.64%、8月25日が18.87%)。

(兜町カタリスト櫻井)
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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