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01月12日 相場概況(大引け)

winter_02.jpg 日経平均株価(大引け)=479円安、6日続落。98%の銘柄が下落 25.png 【大引け概況】
12日の日経平均株価は大幅に6日続落した。終値は前週末比479円安の1万7218円96銭と、2015年9月29日以来の安値に沈んだ。
日経平均が年初から6日続落したのは日経平均の算出が始まった1950年9月以降で初めて。直近では中国の人民元切り下げショックに揺れた15年8月18~25日の6日続落以来、4カ月半ぶりだった。

中国・上海株の下げや原油市況の急落を嫌気する売りが勢いを増しており、主力株をはじめ弱気一色の状況。ファンダメンタルズ面からは想定しにくい下げだが、買い手控えムードの強いなか仕掛け的な売りが下げを助長している。外国為替市場で円相場が1ドル=117円台前半まで円高・ドル安が進み、投資家が運用リスクを回避する動きが続いた。

一部の中小型材料株が人気をみせたほかは総売り状態といってよく、東証1部全体の実に98%弱の銘柄が下げる展開となった。市場では売られ過ぎとみる向きも多く、今週後半の動きが注目される。

JPX日経インデックス400も6日続落し、前週末比405.19ポイント安の1万2624.58で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も6日続落。同45.37ポイント安の1401.95で引けた。業種別TOPIXでは鉱業や石油石炭製品、海運業の下げがきつい。

東証1部の売買代金は概算で2兆9731億円と、大台の3兆円に迫った。売買高は26億3516万株。東証1部の値下がり銘柄数は1890、値上がりは33と、昨年8月24日以来の少なさ。変わらずは12だった。

個別では、主力のトヨタやソニー、三菱UFJが下落。15年3~11月期の連結決算が振るわなかったイオンが急落した。スマートフォン(スマホ)向け半導体需要が減るとの懸念からSUMCOも大幅に下げた。ソニー、村田製、任天堂なども下げた。
一方、日経平均採用銘柄で上昇したのはホンダの1銘柄のみとなった。15年9~11月期の業績が好調だった島忠が上昇。フィンテック関連株として注目を集めるさくらネット、エストラストがストップ高、コア、ジェイコムHD、栄研化は上昇した。

東証2部株価指数は6日続落した。2部指数は、前週末比123.02ポイント安の4467.10となった。個別銘柄ではラオックス、象印、コメ兵などのインバウンド関連株が大幅安。半面、サイオスがストップ高。技研製作所、ノダ、スター・マイカ、技研製が大幅上昇した。

1009ko.jpg日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比22円97銭安の2598円13銭だった。資金を振り向けてきた新興市場からも資金を引き揚げる動きとなり、値持ちが良いとされてきた銘柄を中心に、目先の利益を確定する売りが優勢だった。 日経ジャスダック平均株価は4日続落した。大引けは前週末比77円30銭安の2517円20銭だった。2015年10月5日(2505円59銭)以来およそ3カ月ぶりの安値を付けた。
新興企業向け市場でも主力銘柄を中心に運用リスクを回避する動きが広がった。午後には利益確定売りや見切り売りが増え、ジャスダック平均は一段安となった。

ジャスダック平均の下落率は昨年のチャイナ・ショック時の8月24日以来およそ5カ月ぶりの大きさだった。
市場では、信用取引の担保になっていた銘柄に換金売りが出ているとの見方があった。相場下落で信用取引の追い証(追加担保の差し入れ義務)の発生を意識した持ち高整理の売りも出たようだ。一方で金融とIT(情報技術)を融合させた「フィンテック」や自動運転技術などのテーマに乗った銘柄の一部には買いが続いた。

ジャスダック市場の売買代金は概算で989億円、売買高は2億4465万株。
個別銘柄では買取王国がストップ安。五洋インテ、モジュレ、リプロセルやアイサンテク、クルーズが下落した。半面、ドーン、SJI、ブロッコリー、フィスコがストップ高。一方でプロパスト、イメージワン、ビーマップ、ローツェが上昇した。12時に2月末時点の株主を対象に株式分割を発表したアプライドは上昇に転じる場面があった。

東証マザーズ指数は4日続落。大引けは前週末比52.03ポイント安の822.11だった。昨年11月18日(803.77)以来およそ2カ月ぶりの安値を付けた。個別銘柄ではフリークアウトがストップ安。メディア工房、ジグソー、そーせいやラクーン、サイバダインが下げた。半面、インフォテリ、グリーンペプタイがストップ高。ロックオン、アイリッジが上昇した。マザーズ指数の下落率も昨年8月24日以来の大きさだった。午後の中ごろには下落率が7%を超える場面もあった。

【指標一覧】
終値
日経平均株価 17,218.96 -479.00
日経平均先物 17,090.00 -600.00
TOPIX 1,401.95 -45.37
TOPIX先物 1,393.50 -53.50
東証2部指数 4,467.10 -123.02
JASDAQ 2,517.20 -77.30
マザーズ 822.11 -52.03
出来高
東証1部 2635160 2973191
東証2部 129240 28275

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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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