
【寄り付き概況】
6日、寄り付きの日経平均株価は前日終値(1万8374円)を挟んでの一進一退となった。前日の欧米株式相場が上昇し、投資家心理がやや改善。
買いが先行したが、市場では中国景気が急減速するとの懸念はくすぶる。利益確定売りの勢いがじわりと増した。米アップルが主力商品を減産すると伝わり、TDKや京セラ、村田製、Jディスプレといった関連銘柄が下落した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一進一退。
東証1部の騰落状況は値上がり833銘柄、値下がり902銘柄。
中国メディアの財新と英マークイットは6日、昨年12月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表する予定。4日に急落した上海株式相場への関心は高く、買いを手控えるムードにつながっている。
円高・ドル安傾向を受け、トヨタや任天堂といった輸出関連株が安い。日水や洋ゴムなども下げた。半面、金融の三菱UFJや野村は上昇。JTやKDDIが上がり、医薬品のアステラスや武田も買われた。
■メタップス (6172)
大型株が手がけ難いことで、短期資金を中心とした中小型株物色が続いている。フィンテック関連の一角である同社にも物色が向かっている様子。昨年11月4日の上場来高値3660円をクリアすると上げ幅拡大の展開も期待できよう。
■倉元 (5216) [JQ]
人工皮革の製造販売などを手掛ける子会社FILWELの全株式を、アスパラントグループの事業再生ファンドに譲渡すると発表した。
■カーディナル (7855)
ビザやJCBなど、クレジットカード各社が国内で発行されているすべてのカードを20年までにICチップ付きに切り替える方針と一部メディアで報じられた。
225先物は野村・三菱・みずほ・メリル・JP・日興が買い越し。
パリバ・アムロ・モルスタ・大和・マネ・UBS・SBIが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・日興・クレディ・JP・ドイツ・ニューエッジが買い越し。
バークレイズ・GS・野村・メリル・アムロが売り越し。
外資系等は日光電(6849)、エレコム(6750)、ダイセル(4202)に注目。
テクニカル的には甜菜糖(2108)、学情(2301)、ハニーズ(2792)、カカクコム(2371)、くら(2695)、ブックオフ(3313)、IIJ(3774)、SI(3826)、星光(4963)、ダイヘン(6622)、マイクロニクス(6871)、アドヴァン(7463)、ハイディ日高(7611)、プレナス(9945)が動兆。