
【大引け概況】
28日の日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、前日比104円29銭高の1万8873円35銭で終えた。
前週末まで5日続落し日経平均には値ごろ感が強まったとの見方が浮上し、見直し買いが優勢だった。
商社の三井物や住友商、中国関連とされるコマツや日立建機などの上昇が目立った。足元で資源関連には売りが続いたため、売り方の買い戻しが入りやすかった。
外国為替市場で午前には対ドルで円高方向に振れた円相場がやや円安・ドル高に戻したのも投資家心理の改善につながった。主力の輸出関連には断続的に買いが入り、富士重やマツダは後場に一段高となった。トヨタも小幅に上げて終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆5433億円にとどまった。年末を控えて休暇に入った投資家も多く、2014年12月26日以来、1年ぶりの低水準だった。
東証1部の売買高は15億5526万株だった。値上がり銘柄数は1570、値下がりは327、変わらずは29だった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発し、終値は前日比104.33ポイント高の1万3796.98だった。東証株価指数(TOPIX)も上昇し、13.03ポイント高の1529.22で終えた。
個別では、 パナソニックや日立が上げた。経営再建を巡る思惑が広がりシャープとJディスプレの上昇が目立った。30日からTOPIXに組み入れられる日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀もそろって上げた。一方、12月期決算企業のキヤノンやブリヂストンが下げた。セブン&アイやファストリが下落した。村田製や日東電も下げた。
東証2部株価指数は続伸し、前日比+56円45銭高の4648円85銭。アートSHDや抵抗器が上げた。一方、象印やSFJが下げた。

ジャスダック平均株価6営業日ぶりに反発した。大引けは前週末比45円45銭(1.77%)高の2610円52銭。
ジャスダック市場の売買代金は概算で682億円、売買高は1億3955万株。FVCやアイサンテク、クルーズが上昇した。一方でマクドナルドやメッセージ、大塚家具が下落した。
東証マザーズ指数も6営業日ぶりに反発。大引けは前日比34.26ポイント高の861.99だった。個別銘柄ではサイバダインやミクシィ、インフォテリアが上げた。半面、アークンやそーせいが下げた。初値を下回る推移が続くソネットMNは見切り売りが出たことで大幅安となった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,873.35 |
+104.29 |
日経平均先物 |
18,870.00 |
+150.00 |
TOPIX |
1,529.22 |
+13.03 |
TOPIX先物 |
1,532.0 |
+2.00 |
東証2部指数 |
4648.85 |
+56.45 |
JASDAQ |
2,610.52 |
+45.45 |
マザーズ |
861.99 |
+34.26 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1555260 |
1543333 |
東証2部 |
151960 |
33442 |