【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、欧米市場のクリスマスによる休場や週末を控え、様子見気分が広がる展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万8600円-1万8950円
昨日は特に後場にかけて、個別に年間での損益通算を意識したような売りが散見された。
今日は、年内受け渡し最終日に当たることから、節税対策として評価損のある銘柄を処分し、実損を計上することで全体の納税額を圧縮する動きが継続する可能性もあり「上値は追いづらい」との声が聞かれた。
大きく下げる場面があれば押し目買いも入りやすいと考える。
消去法的に、値動きの軽い小型株に物色の矛先が向かうとみられる
主要外国証券経由の注文動向は、売り350万株、買い310万株で、差し引き40万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、金属、電機、薬品、ガラス、機械、精密、情報通信、商社など。
買いセクターに、サービス、REIT、電機、自動車、輸送用機器、銀行、小売、陸運、鉱業など。
【予定】
25日(金)
【国内】
11月失業率・有効求人倍率(8:30)
11月家計調査(8:30)
11月消費者物価指数(8:30)
11月企業向けサービス価格指数(8:50)
11月住宅着工件数(14:00)
《決算発表》
Jフロント、高島屋、ダイユーエイト、KTK、大光、ミタチ、ニイタカ、WNIウェザー、ライトオン、ナガイレーベ、ジンズメイト、象印、さが美、オークワ、UCS、セキチュー、タキヒヨー
《株式分割》※権利取最終日
ハンズマン、エーワン精密、ヨシックス、ハイパー、ロゼッタ、ジグソー、マーケットエンタ、船総研HD、サカイ引越、IBJ、T&KTOKA、DNC、ブイキューブ、ALサービス、NSSOL、リニカル、大阪工機
《新規上場》
一蔵
【海外】
クリスマスで主要市場は休場
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
24日のNYダウ平均は4営業日ぶりに小反落し、前日比50ドル44セント安の1万7552ドル17セントで終えた。今週に入り上昇が続いていたため、反動の売りが出た。
ダウ平均は23日までの3日間で470ドル強上げており、上昇一服感から利益確定売りが出やすかった。原油先物相場が上昇したが、エクソンモービルやシェブロンの石油株にも売りが優勢だった。
24日はクリスマスの祝日の前日で午後1時までの短縮取引だった。クリスマス休暇を取得した市場参加者が目立ち、手掛かり材料も乏しい中で、利益確定の売りが広がり、小動きとなった。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に減少したが、相場の反応は限られた。
セクター別では、運輸や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルやエネルギーが下落した。
ナスダック総合株価指数は小幅に4日続伸し、前日比2.560ポイント高の5048.492で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,552.17 -50.44
S&P500種
2,060.99 -3.30
ナスダック
5,048.492 +2.560
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。3月物は前日比260円安の1万8800円で引けた。24日の大取終値を10円下回った。クリスマスの祝日を前に米株とともに利益確定の売りに押された。3月物の安値は1万8700円、高値は1万9080円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18800 ( -10 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18840 ( +30 )
( )は大阪取引所終値比