【オープニングコメント】
24日の東京株式市場は堅調展開か。欧米株はそろって上昇。原油価格上昇を受けエネルギー・資源株が上昇をけん引した。米国株は前日も上昇しており、ダウ平均は3営業日連続で3桁の上げ幅を記録した。
日経平均株価予想レンジは18900円-19150円。
日経平均は1万9000円台を回復しそうだ。現地23日のシカゴ市場日経平均先物の清算値は、22日の大阪取引所終値比190円高の1万9060円。同清算値にサヤ寄せしてスタートとなりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り900万株、買い920万株で、差し引き20万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、通信、ゴム、自動車、情報通信、紙パ、石油、電機、空運、薬品、食品、自動車部品など。
買いセクターに、銀行、サービス、電機、小売、食品、陸運、自動車、精密など。
【予定】
24日(木)
【国内】
11月18・19日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
黒田日銀総裁が講演
《決算発表》
ハイデ日高、シーズメン、瑞光、オプトエレクト、パルコ、平和堂
《新規上場》
ケイアイスター不動産、ソーシャルW
【海外】
メキシコ11月貿易収支・失業率(23:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
23日のNYダウ平均は3日続伸した。終値は前日比185ドル34セント高の1万7602ドル61セントだった。3日間の上げ幅は合計で474ドルとなった。原油先物相場が戻り歩調を強めたことを好感。年末前の節税対策の売りに一巡感が出たことも株式需給の改善につながった。
NY原油先物市場となるWTIの期近物が続伸し、1バレル37ドル台を回復した。エネルギー関連株は買われ、石油のシェブロン株の上昇率は最も大きくなった。
12月に入り、米株式相場は軟調な場面が目立っていた。年末を前に株式や投信を売却し、損を出して節税対策をする「タックスロス・セリング」の取引が相場を押し下げていたが「売り圧力がピークを超えたことで需給が改善した」という。
セクター別では全面高となり、特にエネルギーや素材の上昇が目立った。
ナスダック指数も3日続伸した。44.822ポイント高の5045.932となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,602.61 +185.34
S&P500種
2,064.29
ナスダック
5,045.932 +44.822
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。3月物は前日比150円高の1万9060円で終えた。期近物の終値としては4営業日ぶりに1万9000円台を回復し、大阪取引所の終値を190円上回った。原油先物相場の上昇を手掛かりに米株式相場が続伸し、日経平均先物も買われた。
ただし、年末やクリスマスの祝日を控えて市場参加者は少なく、取引は低調だった。この日の3月物の高値は1万9090円、安値は1万8820円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19060 ( +190 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19125 ( +255 )
( )は大阪取引所終値比