
【大引け概況】
16日の日経平均株価は大幅に反発し、前日比484円01銭高の1万9049円91銭で終えた。3営業日ぶりに1万9000円台を回復した。
米株高や円高一服で投資家心理が改善した。前日の米国株市場が原油市況の上昇などを受け続伸したことで不安心理が後退、主力株を中心に広範囲に買われた。
短期的な戻りを期待した買いが優勢だった。幅広い銘柄が買われ、東証1部の8割以上が上昇した。上げ幅は今年4番目の大きさだった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比366.34ポイント高の1万3879.68だった。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発し、38.17ポイント高の1540.72で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5293億円。売買高は21億2914万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1641、値下がりは225、変わらずは60だった。
個別では、トヨタやソニーが上昇した。野村や三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンク株が買われ金融株が総じて堅調。ソフトバンクやNTTドコモ、KDDIの携帯3社も高かった。また、ヤフーによる買収が発表された一休<がストップ高比例配分となり、さくら、ブレインパッドなどとともに東証1部上昇率上位となった。
一方、村田製、アルプス電やシャープが下落した。楽天、JALベリサーブ、日新電、綜合臨床HDなども売られた。
東証1部に上場したツバキナカの終値は1595円だった。買い気配で始まり、初値は売り出し価格を5%上回る1620円だった。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。2部指数は、前日比15.33ポイント高の4658.62となった。個別銘柄ではアピクヤマダ、天昇電、アイレップ、象印、日精機が上げ、半面、アルデ、朝日インテク、Gダイニング、アートSHDが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比2円85銭高の2637円07銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を目前に、売られてきた銘柄が買い戻された。中小型株は売り圧力が弱かったため戻りも限定的で、日経平均株価に比べて上げ幅は小さかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で620億円、売買高は1億3214万株だった。個別銘柄ではラクオリア創薬、石井工研がストップ高。インテリW、BBタワー、Dガレージなどが上昇した。一方、FVCがストップ安。アイサンテク、テーオー、ワイエスフードなどが下落した。
東証マザーズ指数も反発した。終値は前日比13.63ポイント高い886.77をつけた。個別銘柄ではASJ、モルフォ、インフォテリがストップ高。ビリングシス、メタップス、カヤック、そーせい、ミクシィなどが上昇した。半面、エニグモ、ダブルスタンダードがストップ安。カイオムやダブスタ、インベスCなどが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,049.91 |
484.01 |
日経平均先物 |
19,090.00 |
540.00 |
TOPIX |
1,540.72 |
38.17 |
TOPIX先物 |
1,541.50 |
40.00 |
東証2部指数 |
4,658.62 |
15.33 |
JASDAQ |
2,637.07 |
2.85 |
マザーズ |
886.77 |
13.63 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2129140 |
2529369 |
東証2部 |
128580 |
20968 |