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12月01日 相場展望(寄り付き前)

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【オープニングコメント】
1日の東京株式市場は名実ともに師走相場を迎えるが買い手掛かり材料不足の地合いのなかで動意に乏しい展開が続きそう。
日経平均株価予想レンジは、19600円―19900円。

市場関係者からは「先週後半に日経平均株価が2万円を目前にしながら、大台回復を達成できなかったことで、参加者の心理がやや弱気に傾いているようだ」との見方が出ていた。
また、今週は現地3日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギ総裁の量的緩和に向けての姿勢が注目されるなど、重要なイベントが相次ぐことから、投資家は慎重な投資姿勢で臨まざるを得ない。

ただし、昨日は売り圧力が弱いのか押し目買い意欲が強いのか深押しとはならず、じり安ながらも上昇基調が崩れたという感はない。短期的に調整色を強めているといったところ。
物色対象は、蚊帳の外にあった小型株の出遅れが目立ちはじめ、ようやくそれを見直す動きが顕在化してきた小型株優位の流れが一段と強まると予想する。

主要外国証券経由の注文動向は、売り1370万株、買い1430万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。売りセクターに、化学、薬品、サービス、陸運、銀行、ガラス、電機、輸送用機器、空運、情報通信、小売、不動産など。買いセクターに、電力、ガス、陸運、建設、銀行、海運、機械、その他製品、化学、電機、自動車、食品、サービスなど。

■トリケミカル(4369)
16年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の5億7000万円に急拡大して着地。スマートフォン用などの半導体製造向け高純度化学品の販売が伸び、28.4%の大幅増収を達成したことが寄与。製造工程見直しによる生産効率化や合理化効果が増益に貢献した。
通期計画の6億4500万円に対する進捗率は88.4%に達しており、通期上振れが期待される。

■フェンオール (6870)
東証はフェンオールを12月7日付で東証2部に市場変更する。

【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,719.92 -78.57
S&P500種 2,080.41 -9.70
ナスダック 5,108.666 -18.859

11月30日のNYダウ平均は続落した。前週末比78ドル57セント安の1万7719ドル92セントで終えた。
欧州中央銀行(ECB)理事会やイエレンFRB議長による議会証言、雇用統計など週後半に重要イベントを多く控えて様子見ムードとなった。11月シカゴ購買部協会景気指数や10月中古住宅販売仮契約が予想を下振れたことも上値を抑えた。

27日から本格化した年末商戦の動向を気にかける市場関係者が多かった。週末の店舗販売が盛り上がりに欠けたのを受けて消費関連株に売りが出た。
消費関連株は期待が先行する格好でこれまで上昇基調にあっただけに米株式相場の重荷となった。小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズやネット小売りのアマゾン・ドット・コムが売られた。

セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや運輸が下落した。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落。同18.859ポイント安の5108.666となった。

【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前週末比100円安の1万9790円で取引を終え、同日の大阪取引所の終値を40円上回った。米株が下げ、上値の重い展開になった。
週内に11月の米雇用統計など重要指標の発表を控え、取引の手控えムードか濃かった。この日の12月物安値は1万9710円、高値は1万9895円だった。

シカゴ日経225先物12月限 (円建て)  
19790 ( +40 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て) 
19795 ( +45 )
( )は大阪取引所終値比

【予定】
12/1(火)
【国内】
7-9月期法人企業統計(8:50)
11月日経PMI製造業確報値(10:35)
10年国債入札
《決算発表》
伊藤園、ゼネパッカー

【海外】
韓国11月消費者物価・貿易収支(8:00、9:00)
豪10月住宅建設許可件数(9:30)
中国11月製造業・非製造業PMI(10:00)
中国11月財新PMI(10:45)
豪州準備銀行理事会(政策金利発表、12:30)
インド準備銀行金融政策決定会合(政策金利発表、14:30)
独11月失業率(17:55)
仏・独・ユーロ圏11月製造業PMI確報値(17:50~18:00)
ユーロ圏10月失業率(19:00)
ブラジル7-9月期GDP(20:00)
米11月マークイット製造業PMI確報値(23:45)
米10月建設支出(2日0:00)
米11月ISM製造業景況指数(2日0:00)
ブラジル11月貿易収支(2日2:00)


※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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