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11月27日 相場概況(大引け)

gaiyou1105.jpg 日経平均株価(大引け)=60円安、商い減少傾向のなか反落 25.png 【大引け概況】
27日の日経平均株価は反落し、前日比60円47銭安の1万9883円94銭で終えた。
米国が感謝祭の祝日で海外勢を中心に休暇を取る投資家が多く、商いが低調な中で目先の利益を確定する動きが優勢となった。市場の関心が高い中国・上海株式相場が下げ、投資家心理を悪くした。下げに拍車をかけた面もあった。一方、下値では補正予算編成など政策に対する期待感が根強く、日経平均1万9800円台では押し目に買い向かう動きがみられた。

前日までの急ピッチな上昇で市場には短期的な過熱感がくすぶっている。日経平均は心理的な節目の2万円まで6円に迫る場面があったが、運用リスクを避ける動きがじわりと広がった。朝方発表した10月の家計調査で、2人以上の世帯の実質消費支出が減少した。消費が低迷しているとの見方が時間の経過とともに浸透。一部の小売り関連株などの重荷となった。

ただ、下値も限られた。欧州中央銀行(ECB)理事会など重要イベントを来週に控え、その内容を見極めたいとして「持ち高を大きく動かす動きは限られた」(という。

安倍晋三首相が午前の閣議で、2015年度補正予算案の編成を指示した。経済対策への期待は根強いが、詳細はこれからの段階として市場の反応は限られた。

JPX日経インデックス400は反落し、前日比70.68ポイント安の1万4378.61で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落。終値は7.87ポイント安の1594.45だった。

東証1部の売買代金は概算で1兆9929億円と、低調だった。2兆円割れは10月22日以来、ほぼ1カ月ぶり。売買高は18億5165万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1141と、全体の6割近くを占めた。値上がりは648、変わらずは132銘柄だった。

個別では、三菱UFJと三井住友FG、みずほFGの三大銀行グループがそろって下げた。自動車大手のトヨタとホンダも下落。花王やセブン&アイも売りに押された。アルプス電が軟調、任天堂も安い。アインHDが急落、ゲンキー、日清紡HDも大幅下落した。一方、ハローズが値を飛ばし、日本アジアGはストップ高。値がさのファストリは上昇。自社株買いを発表したキッコマンも上げた。米年末商戦の皮切りを前にソニーやキヤノンも小幅ながら上昇した。マイクロニクスが急伸、ガリバー、日本CMK、MISAWAも買われた。

東証2部株価指数は6日営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比6.82ポイント安の4789.37となった。個別銘柄ではアートSHD、くろがね工作所、ウインテスト、ラオックスと象印が下げ、一方、ケミプロ化成がストップ高。コメ兵、星和電機、鳥貴族が上げた。

1009ko.jpg 日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに小反落した。終値は前日比92銭安の2669円42銭だった。短期的な売買を手掛ける個人投資家が値動きの良い銘柄を物色する意欲は強く、下値では買いが入り底堅く推移した。
このところ、個人は中小型株に資金を振り向ける姿勢を強めている。日経平均株価や新興株が堅調に推移し、資金面で余裕が出た個人が多いためだ。個人は業績拡大や好材料が出た銘柄に買いを入れており、「短期筋は売買の回転率を速めている」(地場証券)との声も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は569億円。売買高は1億8255株だった。倉元、ヨシックス、テーオー、カルナバイオが下げ、フーマイエレ、平田機工がストップ高。日本ライトン、FVCが上げた。

東証マザーズ指数も8営業日ぶりに反落した。終値は前日比4.47ポイント安の865.59だった。大商いだったそーせいが売られたほか、あんしん保証、ロックオン、MRT、ロゼッタやミクシィも下げた。一方、ケンコーコム、ブランジスタがストップ高。ウェルスマネ、データセクション、サイバダインとFFRIが上げた。

きょう東証マザーズに新規上場したネオジャパンは買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格の2.3倍の6670円だった。

【指標一覧】
終値
日経平均株価 19,883.94 -60.47
日経平均先物 19,860.00 -80.00
TOPIX 1,594.45 -7.87
TOPIX先物 1,592.00 -10.00
東証2部指数 4,789.37 -6.82
JASDAQ 2,669.42 -0.92
マザーズ 865.59 -4.47
出来高
東証1部 1851650 1992960
東証2部 111280 21671

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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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