
【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、全体的には様子見姿勢の強い小動きの展開を予想する。
日経平均株価予想レンジは、1万9800円-2万円。
ただし戻りを試す場面もありそう。手掛かり材料に乏しいなか、米国株式が小幅高にとどまるなど上値を追いづらいが、政策期待からの押し目買いも見込まれる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1760万株、買い910万株で、差し引き850万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、通信、石油、精密、銀行、証券、化学、不動産、薬品など。
買いセクターに、薬品、REIT、食品、情報通信、鉱業、その他製品、不動産、機械、自動車、電力、ガス、運輸など。
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,812.19 +19.51
S&P500種 2,089.14 +2.55
ナスダック 5,102.808 +0.330
24日のNYダウ平均は小反発し、前日比19ドル51セント高の1万7812ドル19セントで終えた。
朝方は、11月の消費者信頼感指数が市場予想に反して前月比で悪化したことも投資家心理を弱め、ダウ平均は一時100ドル強下げた。一方、7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率2.1%増へと上方修正された。市場予想とほぼ一致したため、株式相場への影響は限定的だった。
トルコによるロシア軍機の撃墜で地政学リスクが高まる中、原油先物相場が上昇。石油関連株への買いが相場を支えた。
堅調な原油相場が好感され午後になってダウ平均は上昇に転じた。但し、週後半に感謝祭を控えて引き続き閑散取引となっている。
セクター別では、エネルギーや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で運輸やメディアが下落した。
ナスダック総合株価指数も小反発し、前日比0.330ポイント高の5102.808で終えた。
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小幅反発した。12月物は前日比30円高の1万9895円で引けた。24日の大取終値を65円下回った。原油価格が上昇したため引けにかけて米株式相場が反発、つれて買われた。朝方の市場では米株とともに売られる場面もあった。この日の12月物高値は1万9980円、安値は1万9765円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19895 ( -65 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19910 ( -50 )
( )は大取引所終値比
【予定】
■25(水)
【国内】
10月企業向けサービス価格指数(8:50)
20年国債入札
10月30日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
《決算発表》
ウチダエスコ、内田洋
《株式分割》※権利取最終日
三機S、インターワークス、アイビーシー、ITM、ファーストコポ
【海外】
仏11月消費者信頼感(16:45)
米10月耐久財受注・個人所得・個人支出(22:30)
米9月FHFA住宅価格指数(23:00)
米11月マークイットサービス業PMI速報値(23:45)
米10月新築住宅販売(26日0:00)
米11月ミシガン大学消費者マインド(26日0:00)
米7年国債入札
ブラジル中銀政策金利発表
《決算発表》
ディア
休場:インド