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兜町カタリスト

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<兜町カタリスト>
「天裕」

今朝の日経「私の履歴書」。
JR東海の葛西会長の言葉が目に飛び込んできた。
「国鉄改革で背負った過去債務は制御不能のリスクであった。
その克服は『捨て身の積極経営』と『デフレ・ゼロ金利の天裕」が織りなした奇跡だった」。
捨て身の積極経営は自画自賛としてもデフレ・ゼロ金利こそが追い風だったというのである。
これは国鉄だけの話ではなかろう。
90年代につぶれそうになった金融機関にとっても天裕。
不動産会社やゼネコンにとっても天裕だった。
だからこそ25年にもわたり低金利を維持しデフレに甘んじてきた。
この国鉄民営化の歴史的証言こそがデフレの背景を見事に表現している。
だから・・・なのである。
因みに郵政上場直前にJR改革組の履歴書が掲載されたのも意味があることなのだろう。
因みに葛西氏は安部さんを結構頻繁にあっているブレインでもある。
遡れば25日にも「二つの天裕が重なって90年秋には新幹線鉄道保有機構の解体が決まった。
一つはバブル経済のブームで本州3社の業績が思いのほか好調に推移。
誰もが10年以内には無理だと思っていた上場基準を3社ともクリアする見通しとなったこと。
・・・30年間機能し続ける前提で設計された特殊法人がわずか3年半で解体と決まった。
奇跡的に欠陥制度は消滅したが、過重な債務はそのまま残された」。
そして27日は「品川駅完成と全列車270キロ運転を踏まえた白紙ダイヤ改正が行われた。
・・・品川駅の建設費は用地も含めて1000億円弱。
全工費を2年で回収した勘定だった」。
28日は「名古屋のJRセントラルタワーの着工が94年に伸びたことも思わぬ幸運をもたらした。
建築費がバブル崩壊で下落。
2000年の全面開業までの6年間に金利が大幅に低下した。
この結果総事業費は3300億円の予定より40%近く少ない2000億円で済んだ。
オフィス・百貨店・ホテルの単年度黒字は5~10年かかると想定していたが開業初年度から黒字になった」。
こういった低金利・デフレ恩恵論は滅多に聞かれない。
それは潤った人たちは自慢げに「デフレのおかげで、低金利のおかげで」とは言えないからだろう。
これは為替も一緒で「円高のおかげ」や「円安のおかげ」はほとんど聞かれない。
「円高のせいで」や「円安のせいで」と言う怨嗟の声はしばしば聞かれるのと対照的である。
いずれにしても低金利・デフレは国鉄民営化を救った。
そしてその後の背策は同社を成長させた。
郵政もそうなるという幻想にはきわめて都合のよい歴史の表現であったということ。
しかし幻想ではなく、その実現の可能性こそが今の相場の中核であると考えたいところ。
そして政府機関も金融機関もゼネコンもデベロッパーももはや救済される対象ではなくなった。
個人の預貯金金利を全国的に犠牲にしての生き残りだった25年。
この必要性と呪縛がなくなったのだから、近々金利は上昇すると読んだ方が良いのだろう。
もっとも一番危ない政府債務という問題は控えているが・・・。
加えれば・・・。
中国もこの日本の25年前の動きをしていると読めないこともない。
7%成長から低下しそうな経済、そして債務を圧縮するための追加金融緩和。
昨年11月に5.6%だった貸出金利は今年10月24日に4.35%まで低下した。
これが続けば中国経済の救済と復活もアリと読めはしないだろうか。

因みに一昨日イタリア郵政公社の株式の38%が売り出された。
初値は売り出し価格よりも3%上だったという。
イタリア郵政は郵便と貯金と保険を分離していないところは日本と異なる。
しかしあのイタリアが売り出し価格の3%上だったなら日本はもっと上の筈と考えたい。
というか、イタリアでさえ成功したとも言える。
思い起こされるのはスペインの電話会社テレフォニカの民営化。
あるいはアメリカのATTの株価の上昇。
NTT上場前にやたらと動いていたことが甦る。

ものごとはタイミングとはいえ、好材料されら好材料は重なるもの。
まずはホワイトハウスと与野党が財政問題で合意。
財政赤字は向こう10年間で800億ドル近く減る見通しだという。
歳入が増えるのにどうして?と不思議だが医療・年金・社会保障支出が減るのが理由だという。
軍事費が拡大する中で財政赤字が減るマジックはおそらく医療費削減。
しわ寄せは一般庶民なのだろうが、国家的には楽になるという構図。
まあ財政破たんの可能性が減るだけ良しだろうか。
FOMCは事実上のゼロ金利据え置きで通過。
低金利継続好感での株高となった。
面白いのは12月利上げの可能性は否定されておらずむしろ可能性は高まったのに、それでも株高。
ドルは急伸して米国債利回りは大幅上昇となった。
結局市場は利上げを待っているということになる。
一方でECBはインフレ率が再び上昇するまでバランスシートの拡大継続で低金利維持の方向。
これは日本も同じスタンスだから一歩進んだアメリカ。
まだ追いかけられない日欧の構図となる。
おまけは中国に対するIMFの見通し、
中国の7~9月成長率が6.9%だったことから「通年では7%近くになり、IMF見通しの6.8%を上回る可能性」。
そして「中国経済のハードランディングは想定していない」。
あちらもこちらもばら色満載チックな印象。
故事熟語でいえば、今までは「弱り目に祟り目、傷口に塩を塗る、泣きっ面に蜂」。
これからはおそらく個の反対なのだろうが、「泣きっ面に蜂」の反意語はなかなか見つからない。
単に「瘤の上の腫れ物」の状態としか言いようがないのだろうか。

日経平均株価の25日移動平均は18132円で4.25%のプラスかい離。
10月16日に上回った。
75日線は19115円で1.11%のマイナスかい離。
8月20日から下回っている。
200日線は19190円で1.5%のマイナスかい離。
8月24日から下回っている。
因みにNYダウ、NASDAQは既に200日移動平均を奪還した。
一目均衡の雲の下限は18583円で上限は19181円の雲。
現状は雲の中という形。
8月23~24日の19435円→19154円。
8月20~21日の20033円→19737円。
このマド埋めを完了できれば8月11日の年初来高値20946円奪還期待。
10月SQ値は18137円。
10月月足陽線基準は17722円。
どちらもはるか下。
騰落レシオは118.84%。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.756%。
買い方はマイナス8.502%。
Quick調査の信用評価損率(10/23現在)はマイナス10.20%と2週連ぶり改善。
裁定買い残は1637億円と4週連続増加で2兆4182億円。
空売り比率は37.5%。
9月29日の43.4%がバッケンとなった。
日経平均採用銘柄のPERは15.25倍。(EPSは1239円)。
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櫻井英明

Author:櫻井英明
日興証券での機関投資家の運用トレーダー、「株式新聞Weekly編集長」などを経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。幅広い情報チャネルとマーケット分析、最新経済動向を株式市場の観点から分析した独特の未来予測に定評があり、個人投資家からの人気も高い。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式スマホサイトにて、毎日、株式情報を配信中。

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