■日経平均株価 18907.90(-39.22)
■日経平均先物 18,920(-20)
■TOPIX先物 1,557.00(-2.50)
■日経JQ 2,579.23(+0.81)
■マザーズ指数 805.29(+1.42)
■騰落 上昇843/下落899
27日の日経平均株価はもみ合いで始まった。小幅に続伸して始まった後は、小幅安に転じている。始値は前日比14円04銭高の1万8961円16銭でスタート、その後は1万8900円台前半で推移している。前日の米株式相場が軟調だったことで、朝方の手掛かりを欠いている。
10時時点の日経平均は前日比39円22銭の1万8907円90銭で推移している。
朝方は前日終値(1万8947円)を挟んでの一進一退だったが、小安い場面が目立ち始めた。一時は1万8800円台後半まで下落して下げ幅を60円近くに広げた。
主要企業による四半期決算の発表や金融政策を決める日米当局の会合の結果を見極めたいとの雰囲気が強く、売買が低調ななかで小口の売りに押されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小安い。
市場が注目する米連邦公開市場委員会(FOMC)が27日から始まる。今会合では利上げを見送るとの見方が多いが、様子見気分から買いを手控えるムードが広がっている。日経平均の値幅(日中の高値と安値の差)は75円にとどまり、方向感は乏しい。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6225億円、売買高は5億9934万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は843と、全体の44%を占めた。値下がりは899、変わらずは159銘柄だった。
業種別では33業種中、10業種程度が高く、値上がり上位に小売、医薬品、不動産、陸運、空運など。半面、値下がりでは鉄鋼、石油、鉱業、非鉄、海運、電気機器など。
個別では、トヨタが下げ、三井住友FGが下落。前日に大きく上げた日立は利益確定売りに押されている。米アップルの決算発表を27日に控え、村田製やアルプスなどいわゆる「アップル関連」に下げる銘柄が目立つ。一方、海外投資家の株式保有が明らかになったセブン&アイが上昇。三菱UFJが小高い。
経営統合する方針で最終調整に入ったと伝わった足利HDは年初来高値を更新した。
足利ホールディングス(7167)がカイ気配スタートで前日比7%強の上昇をみせた。また、常陽銀行(8333)も前日比プラス圏で推移している。27日付の日本経済新聞が「茨城県の常陽銀行と栃木県の足利銀行を傘下に持つ足利ホールディングスは2016年秋にも経営統合する方向で最終調整に入った」と報じ、これが株価を強く刺激する格好となった。
東証2部株価指数は終値を挟んで小動き。長大とラオックスが上げ、土木管理と山喜が下げた。