13日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅に3日続落。インフレ率が予想を超えFRBが一段と積極的に利上げを行うとの観測が高まったことが背景。5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.6%上昇。1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率。4月は8.3%上昇だった。
市場では4月がピークになると予想していた。これを受け金利動向に敏感に反応しやすい2年債利回りが3.057%。2008年6月以来の...
6日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比39万人増。市場予想の32万5000人を上回る伸びとなった。失業率は3.6%と3カ月連続で横ばい。「FRBが利上げを停止するという期待に冷や水を浴びせた」との解釈。景気実態よりも金利動向が気になるという状態。「経済のプラス要素が売り要因でマイナス要素が買い要因」。解釈のねじれ減少が不確実性を呼んだ格好。
日経平...
30日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。「FRBが景気後退を回避しつつ、金融引き締めを進めることが可能」。楽観的な見方が拡大したという都合の良い解釈だ。「市場はネガティブなニュースやFRBの行動を消化し、企業決算シーズンもほぼ終了」。そんな声も聞こえる。
日経平均株価は587円高の27369円43銭と大幅続伸。上昇幅は一時610円を超えた場面があった。NASDAQ指数先物が大幅高。香港株などアジア...
23日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウは反発。NASDAQ続落。S&P500はほぼ変わらず。「弱気相場入りを辛うじて回避した」との見方だ。NYダウは90年ぶりに8週続落。1932年の世界大恐慌以来の最長を記録した。S&P500とNASDAQは7週続落。ドットコム・バブルがはじけた2001年以来最長となった。S&P500は一時、1月3日の最高値から20%超落ち込む場面もあった。ただ引けにかけ1月3日の終値から約18%安...
16日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は大幅に上昇。「インフレがピークアウトした兆候に安心感が拡大」という興味深い解釈。賃金の伸び、CPI、PPI、輸入物価でインフレが3月にピーク。改めて認識した格好。ただ週間ではS&P500とNASDAQは6週続落。S&P500は2012年秋以来、NASDAQは11年春以来の最長の下落。NYダウは7週続落。1980年冬以降で最長。
日経平均株価は119円高の2万6547円と続伸。中国の4月工業生産高や小売...